トルコリラについて深堀りしてみる | 脱 初心者トレーダー

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5月23日。トルコ中央銀行はトルコリラ下落の防衛策として、緊急会合を開催し政策金利の「後期流動性貸出金利」を300bp(3.00%)引き上げ16.50%にしました。

 

 
と言いましても、トルコ中銀では政策金利にバッファを持たせていて4つの政策金利があります。
 
・翌日物貸出金利
・翌日物借入金利
・1週間物レポート金利
・後期流動性貸出金利
 
このなかで一般的に政策金利として認知されているのは、1週間ものレポ金利ですが今回の緊急利上げは「後期流動性貸出金利」のみです。ここはちゃんと理解しておく必要があると思います。
 
①5月3日に発表されたトルコCPIが10.85%(前年比)と高水準だったことで、インフレ圧力が沈静化する兆しが見られず更に加速する懸念があること。
 
②もともと、経常収支に慢性的な赤字を抱えておりリラ安によって更に赤字が拡大する恐れがあること。
 
エルドアン大統領が6月の大統領選挙で勝利した場合、金融市場に介入する意向を示しておりトルコ中銀の独立性が脅かされる可能性があること。
 
④フィッチレーティングスが、トルコ長期格付けを「BB+」から「BBB-」へ大幅に引き下げる可能性を示唆したこと。
 
など、トルコリラを取り巻く環境はもはや中銀の金融政策によって資金流出に歯止が掛かるレベルではないように思えます。
 
トルコ共和国 基礎データ
・面積 780,576平方キロメートル(日本の約2倍)
・人口 79,814,871人(2016年トルコ国家統計庁)
・産業割合 サービス業(59.2%)、工業(24.3%)、農業(4.9%)
・GDP(名目) 8,567億ドル
・1人当たりGDP 10,807ドル
・経済成長率 2.9%
・失業率 10.9%
・総貿易額 (1)輸出 1,426億ドル(2)輸入 1,986億ドル ・主要貿易品目 
(1)輸出:自動車・部品(13.9%),機械類(8.7%),貴金属類(8.5%),ニット衣類(6.2%)
(2)輸入:機械類(13.7%),鉱物性燃料(13.7%),電気機器(10.1%),自動車・部品(9.0%)
・主要貿易相手国
(1)輸入:中国(12.8%),ドイツ(10.8%),ロシア(7.6%)…日本(2.0%,第12位)
(2)輸出:ドイツ(9.8%),英国(8.2%),イラク(5.4%)…日本(0.3%,第62位)
 
という感じでざっくりと概要を把握しておいて、次にインフレ率と政策金利の推移をみてます。
 
 
あしもとでは高水準でのインフレ継続が確認できるかと思います。米国の長期金利上昇による新興国への影響と、トルコ国内のマクロ経済の悪化はピークに達しているとは思えません。また、輸出入ともにドイツ経済との繋がりが深いためユーロの動きにも留意が必要でしょう。
 

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