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㈱辻安全サービスセンター『辻太朗のブログ』

「ご安全に!」㈱辻安全サービスセンター 代表取締役の辻太朗です。

建設業・製造業・家庭内・農業に関する安全のお役立ち情報を掲載します。


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『KY用紙書いたら本当に事故は減るの?・・・』

~ただの書き物にするか? 事故予防ツールにするか?~



結論から言うとわかりません・・・
(真剣に書いた場合とそうでない場合があるので調べようがないです)

でも真剣にやれば効果はあると信じています。

なぜなら

●事故が起こるのは「危険な物(状態)と危険な人(作業)」が重なった時
●「危険な物(状態)」を常に安全にするのは無理(特に建設業)
●人に頼る安全が必要だが人は完全ではない(忘れ・あせりなど)

人に頼らなくてはいけない状況で「どうやったら人の安全の精度をあげれるのか?」と考えれば長い時間をかけて多くの事故者を出しながら「これは有効だ」とされてきたKYに頼ることがいいと思います。
(KY用紙を書くことだけでなくKYミーティングをやることが大事)

KYをただの「書き物」にしてしまうのか、、、

KYを「事故予防のツール」として活用するのか、、、

事故を予防するという目的では大事な分かれ目だと思います。

ご安全に



『安全DVDの名作紹介』

~なぜ落ちたのお父さん~

安全のDVDは数多く出てますがハズレの作品も沢山あります。
今まで見てきた中で私の感じる「アタリ」の作品をご紹介します。

●タイトル
「なぜ落ちたのお父さん」(17分)

企画制作:日本生産性本部

●主なストーリー
建設現場でとび職人が墜落して死亡するという事故が発生。
そのとび職人の娘(16歳)が事故の建設現場に行き
「なぜ、お父さんが死ななくてはいけなかったのか?」と
いうことを所長と職長に問いかけるという物語

●名作だと思うポイント
・正論だけを言わず安全の矛盾を上手に表現している。
・安全は自分と家族の為ということをわかりやすく伝えている。

この作品は、正論だけでなく現実として存在している安全の「矛盾」を
16歳の娘が所長や職長に問いかけます。この作品を見る人が
娘をとおして「共感」し、「それでもなぜ安全をやるのか?」という作品の
ゴール地点に納得しているからこそ素晴らしい作品になっていると思います。

ご安全に



『そのぐらいでやめときなさい!』・・への疑問


~ipad大好き息子への教育方針~

寝ても覚めても、おむつ替えてる時もipad大好きな息子(笑)
「それぐらいでやめておきなさい」と中止する親(私)。
・・・ふと考えました。

「それぐらいでやめなさい」って何基準?

やりすぎによる支障といえば目が悪くなるぐらいしか思いつかず、それならテレビをずっと見続けるのも同じ。

私は寝食忘れて自分が打ち込めるものを探して悩んでいた時期がありました。

2歳の息子は寝食忘れて打ち込めるものをすでに見つけている。
それを、ぼんやりした親の基準だけでやめさせるのは悪いことではないか?
ということで嫁と話合い下記のように決めました。

「ごはんを全部食べたらipadをどれだけでもやって良し!」

今の息子に大事なのは「食べる」「寝る」「遊ぶ」。
寝ると遊ぶは問題ないから食べるをクリアすればOKとしました。

よ~し、これで未来のスティーブジョブズになるぞ!
息子よ、将来は取締役に入れてね(笑)



『協力会の電気工事会社さんがやる安全講習』

~協力会主導による安全活動の理想~

●本日は、お客様の定例研修会に参加。

●この協力会は1年前より協力業者主導での安全活動を行なっています。

●今回は電気工事会社さんが「住宅現場での電気との付き合い方」
 と題して講習+質疑応答を約90分間行いました。

素晴らしいと思うのは業者会で自ら「電気のことを勉強したい」と提案がでて、「協力会の中から」電気工事会社さんが90分間も講習をしたことです。

やらされ、おしつけの安全ではなく自分たちでつくる安全こそ『本物の安全』だと思っています。 これがとっても難しい!!
最後の挨拶で元請会社の社長さんがこう言われました

「一生勉強が大事。それをみんなで専門分野を活かした今日の研修会は理想の形」。

とても共感しました。

ご安全に



『この資料いりません。と言ってきた受講生』

~なんてキザで、なんてかっこいいんだろう~



先日、あるところで職長教育を行い終了後に片付けをしていると受講生の一人(20代らしき感じ)が配布した資料の一部を持って私のところに来てこう言いました。


(受講生)「この資料いりません、返します」


(私)  「余りですか?」


(受講性)「いいえ、僕のです」


(私)  「・・・?」




(受講生)「いえ、もう僕の中にありますから必要ありません」




その場では「それはいいことですね(^_^)」なんて普通に答えてしまいましたが、その受講生が帰ってから主催の事務局の方と今回の話をしていて「なんてキザで、なんてかっこいいんだろう!」と珍事に盛り上がりました。



その受講生の目は真剣でまっすぐでした。

かっこよかったな~


安全教育は基本アウェイな状態です(笑)今回のような特大級ホームランで嬉しい出来事はめったにおきませんが、こういうふうに感じてくれる受講生もいるかと思うと講義に手抜きなんて出来ません!


この受講生に感謝。



ご安全に