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㈱辻安全サービスセンター『辻太朗のブログ』

「ご安全に!」㈱辻安全サービスセンター 代表取締役の辻太朗です。

建設業・製造業・家庭内・農業に関する安全のお役立ち情報を掲載します。


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『 新入社員 安全教育は協力会でやるべきです! 』

~過去の痛い経験を漏れなく共有できる大きなメリットがあります~



労働安全衛生規則35条にもある新入社員安全教育(雇入れ時教育)は協力会で、やるべきです!


なぜなら・・・


①過去の事故やクレームの内容を漏れなく伝えれるからです。


「痛いおもい」を経験した人や会社は「次から気を付けよう」と意識付けされます、過去に協力会の中で実際におきた事故やクレームの内容を新人さんが知ることは安全にとって、とてもとても大事なことです。

中途や新卒も含めて新たに仕事をはじめる人に「過去の事故・クレーム」が漏れなく伝えれるのは「協力会で行う新入社員教育」しかないと思います!



②「少人数でやってる会社」も受講しやすい。


少人数でやられてる会社は、どうしても教育のカベが高く自社での開催が難しいです。(段取り、カリキュラム、内容、時間などなど・・)

それを協力会が主催することによって「手軽」に中途や新卒の方に安全教育を受けさせることができます。



法令順守もできて、もしもの事故発生に会社も守れる。

新入社員安全教育(雇入れ時教育)は協力会で開催するべきだと思っています。


ご安全に




『どうやって深める? 職人さんとの懇親会』
~これが一番かも・・・~

(先日、職人さんとの交流を深める飲み会に参加していました)


この協力会では職人さんとの交流を目的として定期的に飲み会を開催しているのですが、とても効果があると感じています。

・クジを引いて座席がきまる
・昨日はビンゴ開催


1年に4回行われ毎回40名~50名ほどの参加です。
最近では「そんなに飲み会ばっかりやっていいのか?」という話も出ていましたが、いいんではないかと思っています。

普段、話をしない職人さんとの交流が目的ですが、そういう人は飲み会になかなか参加しません。いつも参加するメンバーが気軽に参加できる雰囲気をつくって、「ちょっと行ってみるか」と参加した職人さんが「また来たい」というながれをつくろうと継続しています。


私も効果を実感してます!
(毎度いい感じに酔っ払います)


現場でのコミニケーションは安全に直結します!
だから飲み会って大事!

ご安全に!



『このぐらいでいいと思っています・・新入社員安全研修』

~アンケートに書かれた内容「グロくてきつかった・・」~



今の時期は法律で定められている雇入れ安全教育(新入社員研修)を行なっていますが先日のアンケートで受講生からこんなアンケートが書かれました。


「聞いてて、少しグロい話やDVDがあって少しキツかった」



辻安全の研修は、
他人事ではなく自分のこととして危険を感じてもらう為に可能な範囲内で事故のリアルな情報や映像を教材に使っているのですが、新入社員の受講生にはそれがキツかったようです。

研修が良かったか悪かったかは受講生が決めますが、研修をやる側としてはこれでいいと思っています。

特に新入社員として現場に出る人達には「これから皆さんが働く場所は、それぐらい危ない場所だ」ということを伝えたい。




昨年、ある企業の再発防止全体会議に出席しました。
(事故の内容は巻込まれによる指切断事故)

指を切断した本人(たぶん20代)がマイクを持ち当日の状況や自分の気持ちについて話をする時間がとられました。その中で印象的だった言葉は
「不注意は一瞬、後悔は一生」という言葉です。 
指をなくした本人が話したそのひと言は会場の空気を一気に緊張させました。



「グロくてきつい」ぐらいが雇入れ安全教育(新入社員研修)ではいいと思っています。 

そうでないと自分がケガをした時に一生後悔してしまいます。

ご安全に



『 安全をマンネリ化させない為に有効なもの 』


~無災害記録表で安全の成果を見える化する~



昨日で1年間契約をいただいていた、あるお客様の安全コンサルが完了となりました。平成25年の2月に死亡事故があり労働基準監督署から「安全管理特別指導事業場」として1年間改善の強制チェックが入るにあたり辻安全と一緒に強制チェック解除を目指してスタートしたお仕事でした。


監督署より無事に解除の内定をいただき、あと数日で解除です。



そこで監督署からの指示ではなく辻安全から提案したのが

「無災害記録表」(写真)です。


「事故・災害がおきていない時間や日数」を日々カウントして積み上げて見える化し、安全の成果を確認するものです。



安全は売上のように数字で見えるものではありません。


「事故もなく、仕事が終われたことが成果です」




売上や納期に追われながらも自分達のやってきた「安全」を無事故の時間や日数で積み上げていくことこそが「安全のモチベーション」になると思っています。



まだ無災害記録をつけていない方は是非つけてみてください。

それを1年に1回の安全大会でも、毎月の会議でもいいので皆で確認すること。


●目的は

「自分達のやってきた安全は確実に成果をあげているんだ」ということを確認する為、そして「継続しよう」と意識を保つ為です。



トレーニングジムに通って体重や体脂肪率が下がってくるのを数字で見るとやる気がでるのに似てますね(笑)



今日も明日も明後日も 

これからもずっと


ご安全に




『 KY(危険予知)をマンネリ化させない為には 』

~「毎日同じ作業だから毎日KYが同じなんですけど・・・」~



まず「なぜKYをやるのか?」という目的を理解することが大前提ですが、今回は理解しているけど点検やヤード内作業で「毎日同じ作業だからKYも毎日同じになってしまう・・・」という場合の考え方を書きます。


●危険予知する前に「今日の状況」を考える。


「今日の状況」とは

・季節

・仕事の忙しさ

・休みの人がいる、いない。


などです。




●例えば季節が冬に近づくと・・・


「暗くなるのが早くなる」

       ↓

「夏よりヤード内のフォークリフトや人が見えにくくなる」

       ↓

「接触の危険性が高くなるから反射チョッキを着よう」



となります。



今日の状況で急に風邪で休む人がいるのであれば、人数が少ないのをカバーしようとあせる危険が高まるし、仕事が忙しいのがわかっているからこそ、あせる気持ちの事故リスクを下げるために当日の作業スケジュールの確認がより重要になるはずです。


作業内容は毎日同じでも「今日の状況」は日々変化しています、そこから「今日特に気をつけなければいけないこと」を見つけてKYを事故予防に活用することが大事だと思っています。


ご安全に