寺っ子体験スクール2017 レポート (後編) | 善住寺☆コウジュンのポジティブログ☆ 『寺(うち)においでよ』

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但馬、そこは兵庫の秘境。大自然に囲まれた静かで心癒される空間に悠然とたたずむ真言宗の御祈祷と水子供養の寺『善住寺』。目を閉じてください。聞こえてくるでしょう。虫たちの鳴き声 鳥たちのさえずり 川のせせらぎ・・・誰でも気軽にお越し下さい。寺(うち)においでよ!

8月21日(月) 朝6時起床。

二日目のスタート。

 起きたらまず布団を片付けます。

 お~い、起きろ~!

 

 洗面台の前で、まだぼ~っとしてます。

 

 さ~ラジオ体操だ。元気出していくぞ~! 

 

 おなか減ったという声もある中、先に朝のおつとめです。

 

 6:45 入堂の鐘を鳴らします。3回目の読経・瞑想です。

 すがすがしい空気の中のおつとめです。もっとも気持ちよくなる時なのだと感じます。

 

 瞑想は、よく寝た子はスッキリとした時となり、寝不足の子にはウトウト、カクンカクンの時となったことでしょう。

 

 8:00 ようやく朝ごはん。おまちかねだったね。

 

 食後の休憩。

 

 そして下座行です。下座行とは身分の上下などを越えたところに身を置くための「行い」のことであり、お掃除をもっとも下のところに気持ちを置いてしていくことです。境内の掃除、草むしりを行いました。

 

 ギラギラと太陽が照りつける中、みんなが草むしりまで頑張ってくれました。

 

 9:50より正午までは、「お写経」と「生け花」を行いました。

お写経が完成した人から生け花へと向かうのです。

 

 今日のメインはなんといってもこのお写経です。

妥協できない子は、なんと三時間近くかけて書き上げました。
ほんとすごいなって感心しました。

 

 みんなが静かに書き始めると、途端に蝉の鳴き声が耳に大きく響き始めます。

 やがてそれも気にならなくなって、ただ音の中にある静寂が、広がってくるのを感じました。

ほんとに素敵な空間をみんなで創り上げてくれました。

 

 舞台を書庫に移し、生け花です。

 

 みんながそれぞれの世界観を生け花で表現していました。

誰もが自分の作品に大満足だったみたいです。

 

 裏方のボランティアスタッフが美味しい食事を作って下さっています。

 

 お昼ご飯は手巻きずし。

みんなでワイワイと楽しめるので、毎年恒例になっています。

おいしかったね。

 

 お別れが近付きました。

振り返りシートに、この寺っ子体験スクールで自分が思ったこと、感じたことを書いてもらいました。

 

 最後の着替え。

日本海新聞さんが取材に来て下さいました。

 

 

 あっという間の二日間。

15時半から父兄も参加の修了式を行いました。

 4回目の読経・瞑想です。だいぶ身に着くことと思います。

 修了証書を授与します。みんなよく頑張ったね。楽しかったね。

 最後の「贈る言葉」。

「善住寺は、みんなのいつでも帰ってこれる場所だよ。」ということが僕は何よりも伝えたいのです。

 

 今年は住職に変わって初めての寺っ子体験スクールでした。

なんだかまた一つの区切りの時のような気がして、始まってからの17年を想いながら、贈る言葉を紡ぎました。

 

 第17回寺っ子体験スクール。いったい何人の子供たちと関わり合ってきたのでしょうか。

 はっきり言って、この忙しい時期の開催は負担も大きく、準備も大変です。それでも続けて来られたのは、やっぱり子供たちと関わっていたいんだな~ってしみじみと思います。

 好きじゃないとできないです。

 

 今年も「住職が子どもたちと一緒にいることができて幸せ☆」っていう企画にご協力くださいまして、本当にありがとうございました。

 

 みんなと出会えてよかった。

ありがとう。

 

 

 

          

 

                      「寺っ子体験スクール2017」 (完)