夏のオリンピックにくらべ、
地味な印象の冬季オリンピックですが、
いざ始まってみると、
連日盛り上がっていますね、
バンクーバー・オリンピック!。
前大会では、金メダル1つと言う、
淋しい思いをした日本でしたが、
バンクーバーでは、
いきなりスピードスケートで、
長島圭一郎が銀、加藤条治が銅の、
メダル2個という大快挙!。
製氷機の故障で、1時間以上も、
試合を中断するも、
両氏は最高の滑りを見せた。
氷上のスポーツには、
スピードスケートや、フィギアスケート、
ホッケー、カーリングなどがありますが、
それぞれのリンクでは、
記録が出やすい様にする為に、
氷の状態は、全て条件が異なるそうです。
まず、不凍液(ブライン)の詰まった配管を、
コンクリートで封印し、-10℃まで冷やし、
その上に、不純物の少ない水を、
40℃のお湯にして噴霧します。
凍り始めたら、表面を少し削り、
またお湯をかけます。
これは、水に含まれる気泡と、
不純物を浮き立たせ、削って取り除く事と、
氷の結合を強めるための作業で、
温度を調節しながら数週間繰り返します。
フィギアスケートだと、-4℃程度なのに、
アイスホッケーや、スピードスケートの様な、
ハードな競技では、-5~-7℃という具合に、
微妙な温度設定を強いられるので、
室内でしかリンクを張れないンだそうです。
ということは、夏の間や、温暖な地域では、
スケートの練習が出来ない?。
そンな悩みを解消するべく、
三菱樹脂グループの株式会社アストロが、
スペインのエクストラアイス社の協力を受け、
人工スケートリンクを、国内で売り出しました。
摩擦の少ないプラスチック・パネルをつなぎ合わせ、
特殊なワックスを塗り付けた、
人工スケートリンクなので、
転んでも濡れる事も無く、
滑り心地も、氷と変わらないそうです。
メンテナンスのため、練習を中断する事も無く、
常温でオールシーズン滑る事が出来、
安価で、画期的ということで、
スケートファンには朗報!。