試験に出ない!-1733

夏のオリンピックにくらべ、
 地味な印象の冬季オリンピックですが、
  いざ始まってみると、
   連日盛り上がっていますね、
    バンクーバー・オリンピック!。

前大会では、金メダル1つと言う、
 淋しい思いをした日本でしたが、
  バンクーバーでは、
   いきなりスピードスケートで、
    長島圭一郎が銀、加藤条治が銅の、
     メダル2個という大快挙!。

製氷機の故障で、1時間以上も、
 試合を中断するも、
  両氏は最高の滑りを見せた。

氷上のスポーツには、
 スピードスケートや、フィギアスケート、
  ホッケー、カーリングなどがありますが、
   それぞれのリンクでは、
    記録が出やすい様にする為に、
     氷の状態は、全て条件が異なるそうです。

まず、不凍液(ブライン)の詰まった配管を、
 コンクリートで封印し、-10℃まで冷やし、
  その上に、不純物の少ない水を、
   40℃のお湯にして噴霧します。

凍り始めたら、表面を少し削り、
 またお湯をかけます。

これは、水に含まれる気泡と、
 不純物を浮き立たせ、削って取り除く事と、
  氷の結合を強めるための作業で、
   温度を調節しながら数週間繰り返します。

フィギアスケートだと、-4℃程度なのに、
 アイスホッケーや、スピードスケートの様な、
  ハードな競技では、-5~-7℃という具合に、
   微妙な温度設定を強いられるので、
    室内でしかリンクを張れないンだそうです。

ということは、夏の間や、温暖な地域では、
 スケートの練習が出来ない?。

そンな悩みを解消するべく、
 三菱樹脂グループの株式会社アストロが、
  スペインのエクストラアイス社の協力を受け、
   人工スケートリンクを、国内で売り出しました。

摩擦の少ないプラスチック・パネルをつなぎ合わせ、
 特殊なワックスを塗り付けた、
  人工スケートリンクなので、
   転んでも濡れる事も無く、
    滑り心地も、氷と変わらないそうです。

メンテナンスのため、練習を中断する事も無く、
 常温でオールシーズン滑る事が出来、
  安価で、画期的ということで、
   スケートファンには朗報!。