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不慮の事故で夫を失った、航空機設計士のカイルは、
心の整理もつかないまま、6歳になる娘のジュリアを連れて、
ベルリンから故郷のニューヨークへ向かう飛行機に乗り込んだ。

引っ越しや、手続きに追われる中、
父親を失ったショックで、
精神的に不安定になった娘を気遣うカイル。

座席に着くと、張りつめていた心労や、
溜まった疲れせいで、カイルは睡魔に襲われる。

ふと目を覚ますと娘のジュリア姿が、
忽然と消えてしまった・・。

ジャンボ旅客機という密室の中、
ジュリアは、乗客名簿からも消えていた。

半狂乱になって、機内を探すカイルは、
機長から信じられないコトを聞かされる。

機長、乗務員、航空保安官、
そして425名の乗客すべてに疑惑が・・。

設計士として、機内を知りつくしているカイルは
専門知識を駆使して、見えない敵に立ち向かう・・。 

劇中の殆どが、機内という密室の中、
緊張感ある展開が続きます。

飛行機って、ただでさえ不安ですよね。
(飛行機の不気味な揺れもリアルでした)

愛娘が迷子になった不安と、
カイルが起こす行動によって、
身動き取れない乗客の不安や怒り、
恐怖心がリンクして観る側にも伝わって来ます。

9.11以降、航空機も様々なテロ対策や、
セキュリティを強化されていて、
「こんなに裏技を暴露してもいいの!」、
と言うくらい、映画ではバラしちゃってますね。

最後のスタッフ・ロールも見入っちゃいました。