今、ある研究で、犬や猫を使って、
大地震を予知する研究が行われています。

地震予知といえば、ナマズが有名ですが、
ナマズは敏感すぎて、微弱な振動でも
数週間前から関知してしまうそうです。

地震が発生する前には、地盤のひずみによって、
特定の電磁波が発生することは、
古くからわかっていました。

江戸時代の頃、珍しい天然の磁石を手に入れた、
浅草の眼鏡屋さんが、面白がってクギなどをくっ着けて遊んでいました。

あまりにも珍しいモノなので、
店の看板にくっ着けて見せびらかしていたところ、
ある夜、看板に着いていた磁石が落ちてしまいました。

「磁力が弱くなったのかな?」と思っていたら、
その数時間後に大地震が街を襲いました。

しかも地震後は元通りに磁力が戻ったというのです。

この事から当時の人は、大地震が起こる前には、
磁石の磁力が低下すると考えたのでしょうか、
天然の磁石をセンサーに利用した地震計を開発しました。

普段は和時計なのですが、地震の前触れの電磁波が来ると、
磁石に吸いついていた留め金がわりの鉄の部品がはずれ、
重りがずり落ち、ゼンマイ仕掛けによって鐘を鳴らすというしくみです。
当時としてはハイテクでしたが、
実際使われていたかどうか・・。

その電磁波の異常を、
動物たちが感じ取る能力を研究した結果、
震度6以上の揺れを3時間前から感知することがわかりました。

阪神淡路の震災時は、
犬で2割、猫で3割ほどの
予知行動を起こしたケースが確認されていますが、
まだ実績が無い為、
どんな犬、猫がどんな異常行動を起こす時、
何時間後に地震が発生されるのか研究中です。

まだまだデーターが少ないので、
全国にモニターの数を増やし、
ケータイのネットワークなど、
さまざまな協力のもとに研究が進めば、
大地震を察知する、「地震予知犬」のおかげで、
壊滅的な被害から避難するなンて日が来るかも!。

一家に一匹「地震予知犬」!。