存在する決意をした時から、自分は存在し始める | OverlandVerdeのブログ

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海外在住のセラピストです

こんにちは

少しずつですが、インカの末裔の村ケロ出身のロランド・パウカルのメッセージを見てくださる日本の方が出てきていて、うれしく思います。ロランドのメッセージが、アンデスの世界観やケロの人々の生活の知恵に興味を持つきっかけになればと思います。

今日は、アンデスで伝統的に受け継がれてきた7つのアンデス法の基本となっている、カウサイ(Kawsay)について少し書きたいと思います。法といっても、外部から命じられた法律や規則というものではなく、より良く生きるための生活の知恵といえると思います。

カウサイは、ケチュア語で「存在」「生きる」という意味を持ちますが、先ず自分が既に存在する、生きているということを認めることです。自分が存在するということを決意することです。決意をした時から、自分は存在し始めます

そして、存在することを決意することで、自分が誰であるかを確認します。つまり自分が自分自身の世界の創造者であるということを認めることです。創造者である自分は既に完全な存在です。従って、「誰々のようになりたい」というように、自分を外部に探し求める必要はありません。

また、自分が誰であるかということを認めることで、自分が行うこと全ての責任を負います。「神の名において」のように、別の存在の名において行動するのではなく、自分自身の名において、自分の責任で行動するということです。自分の責任で行動した結果として生じる事は全て、自分自身で修正することができます。しかし、外部の責任であれば、自分ではどうすることもできません。解決策を常に外部に求めることになります。

これは、前回のブログ、意識レベルの進化が真の変化を起こすでも書いたように、外部(「科学」「権力」「宗教」「経済」)に力を与えるのではなく、力を有しているのは自分自身であり、自分で責任を負うということです。

また、自分が存在することで、はじめて周りの存在を認めることができます。自分が存在しなければ、周りは存在しません。また、周りの存在を認めるまでは、それらは自分にとって存在しません。

自分の周りの存在を認めるためには、言葉を発して、話しかける必要があります。人や動植物だけではなく、周りにある全てのものに話しかけ、挨拶をする必要があります。バイブレーションを持つもの全ては生き物であり、挨拶することで、自分にとって存在し始め、生き始めます。それらとコミュニケーションをとることで、関係が生まれます。全てが自分のために生き、自分が全てのために生きているということを実感することができます。

試してみてください。存在する決意をして下さい。自分が生きているということ、自分の存在を実感してください。自分の周囲の隣人、鳥、雲、花、家具に声をかけ、挨拶をして下さい。自分を含め、存在するもの全てが生き生きと輝き始めるはずです。


最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。