クリスマスは、サマーセット州の義妹夫婦を訪ねた。義母が亡くなり、続いてコロナ禍に見舞われたため、サマーセット州に行くのは5年ぶりだった。


クリスマスイブの夕食とクリスマスのランチをご馳走になった。シャンパンや赤ワインもいただいたが、車で10分ぐらいのところのホテルを予約してあり、わたしがそこまで運転するので、あまり飲めなかった。


旦那は数年前に白内障と視力回復の手術を受け、一時は劇的に見えるようになったのだが、最近になって糖尿病の影響で視力が急速に悪化しているらしい。しかもどこまで悪化するか見当もつかないので今のところ眼鏡も作れないという。本当にうちの旦那は健康な部分がほとんどない。まだ頭は一応クリアだけれど…。ということで運転はわたしの担当である。


そうそうホテルに戻ってビールを飲み直したので欲求不満とかそういうことはない。ホリデイインという全国的なビジネスホテルチェーンに泊まったのだが、そこだけでなく、わたしが利用するビジネスホテルは昨今どこも冷蔵庫を備え付けてないので、常温で美味しいビタービールにした。ラガー系のスッキリもいいけど、コクや深みがあるビターは美味しい。


26日はボクシングデイという休日で、でもサマーセット州内外で有名なショッピングアウトレットは営業しているので、そこに行きたかったけど、例年ボクシングデイは駐車するのにも何時間もかかる混雑ぶりらしい。明らかに旦那は嫌そうである。わたしも混雑は嫌なので、逆に空いてそうなところへ行くことにした。


それがキャニングトン鉄橋。もう随分と前に廃線になった鉄道橋である。



ライムリージャス lyme regis という海辺の街のそばにある。ここはドーセット州だがデヴォン州との州境に近い。サマーセット州との境も遠くない。



確かに空いていたけれど、ここまで辿り着くのにすごく苦労した。車1台しか通れない狭い道しかなく、対向車に出くわして、バックで角を曲がったり、ナビが指定する道を行けなかったり…でも休日で交通量が少なかったので結局なんとかなった。ボクシングデイは日本でいうと1月2日みたいな位置付けで、出歩くより家でまったりする人が多いんである。


それから車に後退用のカメラがあってよかった、と心から思った。ほかの運転スキルは普通に上手くなったし、今のところ無事故だが、後退は全然上達しない。