4月30日の「今日の英単語」は、


saponaceous…聞いたことも見たこともない単語で、意味は「石鹸みたいな」。おお、意味が石鹸系で発音が「サポn…」と来たら、南蛮由来のシャボンに関係あるに違いない。元はラテン語なんだろうな、と思って語源を見ると、


確かにその通りで、元はラテン語のsapo(意味は髪の染料)から来てるんだけど、そのラテン語のsapoはゲルマン語由来なんだって。ここ↑にも書いてあるけど、ゲルマン語がラテン語を導入するのはよくあるけど、その逆はあんまりないらしい。ローマの方がゲルマン諸国より、文化的、社会的に先進していたからだろうね。

というわけで英語のsoapの語源を見ると、


古英語でsape、古高地ドイツ語でseipha、これらもろもろが西ゲルマン語から来てると書いてある。ラテン語のsapoもこの単語由来だとも。

要するにシャボンはソープだったんだね。

しかしローマ時代およびそれ以前の石鹸ってどんなものだったのかな。そっちの方が興味あるな。古代のゲルマン語では「樹脂、滴るもの、泡、石鹸」の意味があったらしい。なんか泡が出る樹脂または液体があったのかな。