バルボティーヌについて | こよなくマムのアンティーク*Vitamin*

こよなくマムのアンティーク*Vitamin*

*こよなくアンティーク*マムのブログです。

長年ヨーロッパの家庭で愛されてきたアンティークの数々
そんなアンティークには暮らしと心に効くビタミンが一杯!!

アンティークビタミンを日々研究中です。

*バルボティーヌ について

 

バルボティーヌBarbotineはフランス語で「でこぼこ」という意味で酸化錫の 不透明な釉薬を用いた立体的な造形の柔らかい陶器の総称です。  
 イタリアルネサンス華やかなりしころの16世紀、ベルナール・パリッシーという 陶工が魚や植物などを本物そっくりに仕立てた「田園風土器」を作り出したのが起源だ とされています。  
 ベルナール・パリッシーは、カトリーヌ・メディシスの庇護を受けながら長い年月を かけて「田園風土器」を完成させたものの、プロテスタントであることを選び続けたため、 カトリーヌ・メディシスが亡くなった後は、後ろ盾を失い、バスティーユに投獄され失意の うちに獄死という数奇な運命の陶工です。  
 この錫釉陶器は、18世紀の末にはイギリスのウェッジドウッドによって、 マジョリカMajolica焼きと称し、工場生産も始まり広まっていきました。  
  
 フランスでの主な産地はロレーヌ地方。「ロレーヌのマジョリカ焼き」と呼ばれたりしながら、 フランスではバルボティーヌとして19世紀後半から20世紀前半のアール・ヌーボーの時代に 特に人気を博しました。

自然を題材にしたイチゴ、ブドウ、ラフランス、アスパラガスなどの デザインが特徴で、柔らかいため、残っているものの数はそれほど多くないといわれています。   

バルボティーヌ(マジョリカMajolica焼き)はフランスだけだなくドイツのビレロイボッホやベルギーのボッホ社、イギリスではウエッジウッドやミントンなどでも作られました。

そして今日WEBにUPしたプレートです。


ホワイトアスパラとアーティチョークの質感が出ていて、レリーフ感がたまらなく魅力的です。
最近ヨーロッパでもこのバルボティーヌが大ブームです。
只今販売中です。



アンティーク バルボティーヌSALINEのアスパラプレート


バルボティーヌのサルグミンヌのリンゴのプレートです。
全体がオリーブグリーンで、お洒落な色合いです。葉っぱの中にリンゴが可愛いです。
どこもかけたりしている部分はありません。
貫入はありますが、それも良い味わいで魅力的です。ダメージではありません。
1900年代頃のフランスから。サイズ:直径19.5cm

バルボティーヌ サルグミンヌのリンゴのプレート


アンティーク バルボティーヌSALINEのアスパラプレート

++++++++++++++