僕が苦手な場所のひとつ、それはスナック。
スナック菓子のほうではなく、大人の憩いの社交場のほうのスナックです。
大前提として、スナックやスナックで働いている方々を嫌悪しているわけでもない事を伝えておきます。

スナックは人見知りでお酒も飲まない、さらにはタバコも吸わない僕にとっては、楽しみ方が分からず近寄らない場所なんですよね。
苦手ならば近寄らないのが1番。
それがお互いにとって、良い関係でいられます。

ただ、たまにいるんですよ。
そんな僕を無理矢理連れて行く人が…

先日、久しぶりに業界の方々と飲み会をし、宴もたけなわになり帰ろうとした時に、ほろ酔いで気持ちが良くなった数人が、『2次会どうしますか?』的な流れになり、なんかズルズル長引きそうだな…と危険を察知した僕は『もちろん帰ります』と即答。

しかし素直に帰らせてくれないが酔っ払い達。 
数分間押し問答を繰り返し、酔っ払い達のしつこさに根負け。顔を出すだけという約束で近くのスナックへ。

店に着き、すぐに帰ろうとしましたが、酔っ払い達が約束を守るハズもなく、全然帰らせてくれないどころか僕を帰れない席に押し込む始末。

久しぶりにスナックという場所へ足を踏み入れたが、やはり居心地が悪い。

内容のある話をするわけでもなく、なんとなくガヤガヤしている感じ。
そうかと思ったら、隣のテーブルの人達がいきなり大音量でカラオケを歌い出す。
カラオケが流れ始めたら、会話が聞こえないもんだから大声で叫ぶように話す。

ノドめっちゃ痛い。

その次は、カウンターでぐでんぐでんに酔ったおじさんが大声で女の子にキレ出す。
キレてると思って、びっくりして見てみたら全然キレてなかったりもする。
なんなのこの空間🥹

 そんなこんなでスナックでお茶を啜りながら時が過ぎるのを待っていたら、今度はカラオケを歌えとマイクを回してこようとする。

もう、お願いだから冷静に考えて。
スナック苦手だから行きたくないって言って、お茶をしばいてるシラフの人間が、ここで歌うと思いますか?

そんな中、僕が断ったマイクを嬉しそうに持った酔っ払いの1人が目の前で気持ち良さそうにSIAM SHADEの【1/3の純情な感情】を歌いあげてるのを見ながら、『ここに純情な感情なんかあるわけねーだろ』とか殺意を湧く始末。

思い返せば小学校や中学校の先生に『いそだ君はいつも歌ってるよね』なんて言われていた。
そう、僕は歌うのが大好きだった。

歌うのが好きで、バンドを組みボーカルをやらせてもらい、人前で歌う事の楽しさを人一倍知っているハズなのに。
どうしてだろう、スナックでは歌えない。

自分は腐ってもパンクス。
歌う場所は自分で選ぶんだ。
とか言いつつ本当は自分の殻を破れず、アウェイの中でマイクを持ち度胸がない、ただの意気地なしなだけなんだ。
こんな自問自答をしながら、スナックでのひと時を過ごす自分にほとほと嫌気が差しました。
そりゃ楽しめるハズない。

ほんとはどこかで歌いたい気持ちはあるのに、歌えない。この歳になるとあの頃みたいに友達誘って気軽にカラオケとかには行けなくなって、歌える場所がない事に気付く。
きっとそうやってカナリアは歌を忘れてしまったんだろうな。

そんな純情な感情を誰か理解出来ますか?
ってマジでなんの話してんだろ…


そんなこんなで、ようやっと本題になりますが『勝手に春の塩ラーメンフェア』は今回で最終章になります。

『アゴ出汁塩雲呑そば』

¥1,100. 30食くらい

1年ぶりに登場です。
アゴ(飛び魚)節を使った淡麗ながらも、しっかりと風味が効いた抜群の美味しいラーメンです。
雲呑も直前に包み、フカフカな食感で1番美味しく食べられるように作ります。
シンプルながらも、自信を持って提供出来る一杯になりました。
菜の花や姫たけのこで春っぽさを演出したので、皆様で春〜spring 〜を感じましょう。

明日は並びの状況を見つつ10:30頃から入店開始します。宜しくお願いします。