「すべて楽しいことは、お腹にいいのですよ!」
ムーミンママ『ムーミンパパの冒険』
昨日のブログ、極度のスイマーに襲われ、ムーミン名言集を入れずにアップしてしまいました。入れ直しておきました。
昨夜ブログを書くのが遅くなったのは、昼間の片付けのせいではありません。我が家に一本のDVDが持ち込まれたため、遥か彼方の過去の記憶を遡り、改めてこの御方の生き様に胸打たれたからであります!千葉県民で40代以上の方で知らない人はいないはず!ご紹介します!
ジャガーさんです!!!
昨夜ブログを書くのが遅くなったのは、昼間の片付けのせいではありません。我が家に一本のDVDが持ち込まれたため、遥か彼方の過去の記憶を遡り、改めてこの御方の生き様に胸打たれたからであります!千葉県民で40代以上の方で知らない人はいないはず!ご紹介します!
ジャガーさんです!!!
ジャガーさんをご存知ない方のためにまずここから。
ジャガー (JAGUAR) は、東京都足立区北千住生まれ、千葉県市川市本八幡在住のミュージシャン、ローカルタレント、実業家。1980年代初頭より地元のチバテレビで自前コンサートの告知CMを散発的に打っていたが、1985年からそのチバテレビをキー局に、テレビ神奈川、テレビ埼玉でも放送枠を買い取り、自ら制作・主演する5分間のプロモーション番組『ハロー・ジャガー』を毎週放映する。
ウィキペディアより抜粋。
個人で放送枠を買い取る!? ええそうなんです。
ジャガーさんは大変な人格者で郷土愛に満ちておりまして、とにかく千葉にこだわり市川を愛す。しかしすごいのはそこだけではないのです。千葉と都内に洋服直し店を数十店舗経営しており、更に喫茶店やライブハウス、ヘアサロンなども手広く展開する、普通に大物の実業家。洋服直し店の名前は「洋服直し村上」。そのまんまや。
何がすごいって「ミュージシャンとして成り上がる」のではなく「カネの面で上がった後にミュージシャンになる」というスタイルをあの時代に成功させていることです。
まずビジネスで成功して財を築き、それを元手にフォークロック(格好はヘヴィメタル)シンガーソングライターとして名を売る。だからこそ、番組枠を買い取ったりできる訳なんですが、これをみうらじゅんさんは「成り上がり」の逆で「上がり成り」と呼んでいます。(みうらじゅんさんとジャガーさんは小学校時代からの同級生です、おそらく)。
その枠を買い取った番組『ハロー・ジャガー』は当時の地方局ながら驚異的な破壊力を持ち、5分間ジャガーさんのひとり喋りと歌のみで構成された、ものすごいカオス番組。今でも現役でUstream等で放映されております。
その他東京ドームでライブをやったりと、まあエピソードには事欠かないジャガーさんな訳ですが、彼の凄さはそこではないんです。何かって、とにかく、すごすぎる突き抜けた自分軸!
まず、ジャガー星から来たと称するジャガーさんなんですが、自身の設定が非常に曖昧。宇宙船ジャガー号は千葉にある鋸山の洞窟に隠してあるそうですが、そのボディにはしっかりと「ジャガー号」の文字が!
「ジャガー星物(ジャガー星の生き物の総称)は寒さを感じません」と言った直後に「寒いね」と言い出し暖房をつけるジャガーさん。
なぜか社交ダンス歴15年、ジャガー号で個人レッスンを受けているジャガーさん。
楽曲制作はジャガー号で行われますが、曲のタイトルは何故か「お母さん」歌詞がまたすごい。
♫お母さんの自転車に乗っててサ、蜂に刺されちゃったことがあったよね~♫
歌なのか!?
他の楽曲にも微妙に演歌テイストが入り込んでます。しかしそんなことはお構いなしで我が道を突き進むジャガーさん。あくまで人間ではないと主張するジャガーさん。ですが家に電話するとお母さんが普通に出るそうです(笑)。
その在り方は突っ込みどころ満載!ジャガーカレーの作り方もりんりん氏が見たらおそらく爆死確実でしょう。カオス!全てがカオス!
商店街で手羽先を買うジャガーさん。10本必要なところ8本しかないと言われ、すぐ作れますよと言われたもののあるだけでいい、と言い放つ。その理由は
寒いからさ
そんなジャガーさんは、当時ライブハウスや「ジャガーカフェ(邪我火布絵)」をオープンし、セミプロのミュージシャンたちに場所を格安で提供したりゴハンをご馳走したりしていたそうです。千葉のロックを志すものはみんなジャガーさんにお世話になっていると言われています。
X-JAPANのhideはジャガーさんの経営する美容院で、taijiも喫茶店で働いていたとか。はたまた大槻ケンヂも看板屋でアルバイトしていたそうな。氣志團の綾小路翔は、中学生さながらバイトしたいと店に赴き「高校生になったらまたおいで」と優しく帰されたとか。ジャガーさんでも雇用法は勉強なさっているらしいです(笑)とのコメントを残しています。
しかしこのジャガーさん、そんな感覚一切なし、なんですよ。「たまたまジャガーが派手にやってたからみんな集まっただけで、面倒なんか見てないですよ」と。そして若手アーティストを育てるとか「興味ないです」と言い放ってました。あれだけの有名人たちがこぞってジャガーさんの名前を挙げる中、お構いなしでひたすら我が道を行くジャガーさん。やりたいからやる。ただその時にやりたかったからやった。それだけです。見た目とは違ってご本人はとっても礼儀正しく気さくな方。ほんとに大物実業家か?と思うような雰囲気。
そして何より
歌声が小さい(爆)
とにかくジャガーさんの自分軸、自分接待は終始一貫しています。今から30年前にこれだけのことができた人、そして今も続けている人は他にいないんじゃないでしょうか。周りの目を一切気にしないのに気配りは半端ない。面倒見はとてもいい。もはや辻褄が合う合わないのレベルを凌駕した突っ込みどころ満載の存在ですが、そんなこと一切気にならない。むしろそんなこと追求して紐解いても面白くない。だって
ジャガーさんはジャガーさんだから。
まあジャガーさんを語っていると朝になっちゃいますので軽くこの辺にしておきます(全然軽くないぞ・笑)。
何故ジャガーさんがこれほどまでに慕われるか、それは終始一貫した素晴らしい自分軸があるからです。自由に自分を表現し、豊かさに溢れる人はどんなことをしても愛される。そしてそこには意味や理屈は求めない。だってジャガーはジャガーだから。いいんですジャガーさんはそのままで!変わらず一生ジャガーさんでいてください。
今度の3人衆、ジャガーさんとこのライブハウスがいいなぁ…(笑)。2人に怒られるかも(笑)。
そんな訳で子供の頃の怖い思い出のおっさんに、今になってハートを打ち抜かれたぜっきーなのでありました。
近いうちに必ず会いに行きます!ジャガーさんLOVE!
※追記
ジャガーさんに夢中すぎて忘れました笑
3月のお茶会募集中です
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