第一日目

ダンナサンが彼女と別れた当日。


帰宅したダンナサン、

カバンからたくさんのネクタイと

たくさんのライターを取り出しました。


ご飯は食べませんでした。

コーヒーやお菓子など、

食事してきてもいつもは食べるようなものも

一切食べません。


玄関でお帰りというと、いつもはキスしますが

それもなし。

すれ違う時に、手や体に触れることもなくなりました。


一緒にお風呂に入る習慣ですが、

一言も口を聞かず、いびきをかいて寝ていました。

お風呂の中で問いただすと、

別れた事実を話してきました。

私が聞かなかったら言わないつもりだった?

と聞くと、機会があれば話そうと思ってた。

とだけ言いました。


眠る時、いつもはハグして眠ります。

お休みというとキスします。

一切なさそうなので、ハグしてと言うと

黙って手を伸ばして腕枕だけしてくれました。


私の心境は、

別れたという事が嬉しくて

でもその後すぐに、復縁するのじゃないかという不安が起きて

そわそわして眠れませんでした。

ダンナサンが冷たい事に対して落ち込むところまで

まだたどりつきません。