あれ~、デフにオイル滴がついているな~ 
 高速を70kmほど走ったあとに気づきました。
以前、リリーフバルブ不良にてオイル漏れを起こしたデフのオイルシールが、今度は本当に、逝ってしまいました。
3週間ほど様子を見ましたが、少しずつですが、オイル漏れが連続します。 もともと古いシールに、圧力のダメージを受けて、漏れ癖が付いてしまったようです。
大変だ~この部分のオイルシールは無いぞ!・・・・小生のヨタは一番初期のアルミデフです!アルミデフ用のこの部分のオイルシールは、かなり前に製廃です!TOYOTAからは2度と出ません。
・・・それになんと、国内、海外の市販品に、このサイズのオイルシールは無いんです・・・・ 
つまり・・・・・作るしかないんです! しょうがないな~
漏れたのはこいつの→部分
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そこに使われているのは、このオイルシールです。 
シルバーの液体パッキンで汚れていますが全身黒色のゴムカバータイプです。
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見た目で分かるように、軸径(内径)に対し外径が大きいのです。ここまで差が大きいのは市販品ではありません。 内径28×外径64×厚さ10です。 アルミに装着するので、線膨張に追従するために外径部もゴムタイプです。 
取り付け部はこうなっています。写真はシールを外したところです。
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さて、どうしようか??!!
・・・ととのいました!(古い?)・・・軸径がピッタリな市販のオイルシールを使って、この取り付け部の隙間を何かで埋めればいいのだ!
ということで・・・
市販品のオイルシール決定!内径28のダストガードつき×外径48×厚さ11で決定です。モノタロウで購入
1個400円程度です。安ッ!
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さて、外径を埋める方法は・・・
 取り付け部がアルミデフなので、アルミでリングを作ることにします。
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アルミ丸棒は直径65のA5052を通販で買いました。 リングは旋盤回して作ります。
デフのシール部の嵌め合いはH8、アルミ同士の嵌め合いとなるので、0.03mmほどのしまりバメに仕上げます
リングとデフとのオイル漏れ対策はOリングでシールすることにします。
外周にOリング用の溝を加工して、内径にもオイルシールの脱落ストッパーを加工しておきました。
外周に見える溝に線径2のOリングを嵌めて、デフとの間でサンドイッチします。
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Oリングはモノタロウで買いました。1個77円です! やっぱり標準品は安いですね~
Oリングやオイルシールの品質も、昔のものとはかなり違いますね。
ということで続きは又次回!