ジャマイカ・キングストン空港に着陸するまで、乗客が無事に着陸したことを拍手で迎える姿を目にしたことはありませんでした。
これは後々経験して分かりましたが、キングストンについても第二都市モンテゴベイについても、アメリカン空港、デルタ空港どれに乗っても一緒でした。
一人旅の私も、この情景を見て「あぁ、ジャマイカについた」と安堵するのでした。
ここはジャマイカです。視界に入る人々は黒人ばかりで、迫力がありました。
体格が一回りも二回りも大きな人たちは動きがスローでこちらをじっと見てきます。
(怖いな・・・)
入国審査は長蛇の列でした。前の方に日本人の男性二人組がいたのを覚えています。
もわっとする空気は、ハワイに来た時に似ていました。ジャマイカは、とても暑いです。
無事に入国審査を終えて、スーツケースを受け取りました。
外へ向かいます。
「タクシー?」
「タクシー?」
黒人たちが声を張り上げて話しかけてきます。
怖い・・・。