空に浮かぶ雲を
じっと見ていると
ゆっくりと動いているのが分かります。
近くに行けば、きっと
ものすごい速さなのかもしれませんが
遠くに見える雲は
人が歩くくらいの
スピードにも感じます。
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今回ご紹介する絵本は、こちら。
『くも』
しおたにまみこ
偕成社

くもと目が合ったことはありますか?
わたしは、一度だけあります…
木炭鉛筆や
透明水彩で
独自の世界観を表現なさっている
しおたにまみこさん。
この最新作は、
油絵具で描かれています。
晴れた空に浮かぶ薄い雲
雨を運ぶ黒い雲
夕日にそまる雲 など
それぞれの雲の違いが
繊細なタッチで描かれているのですが
なんといっても、おもしろいのは
雲が人の姿をして
ゆっくり歩いているように
表現されていること。
ふわふわを頭にのせた雲たちは
同じような顔をしていますが
それは同時に
見る側の状態で
表情の感じ方が変わることにも
つながります。
雲は10種類あることや
小さな小さな水と氷の集まりであること
など
科学的な視点もありつつ
擬人化されている雲と
それを見つめる「わたし」によって
ストーリーが展開していきます。
科学絵本とも
物語とも、ちょっと違う
不思議な「くも」のお話の世界を
あなたも、ぜひ体験なさってください。
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