2013/12/11 | 鈴木杏オフィシャルブログ「たゆたう、と。」Powered by Ameba

2013/12/11


渋谷にある大きな空き地。ヒョウ柄の傘が落ちていた。

稽古は地道に地道にという感じで進んでいます。みんなが手探りというか、少しずつ掻き分けて道を作って行くというような。
やってみてやってみて、
いや、こっちだ!
となったら少し戻って、そこからまた進んで。
改めて稽古って根気がいるなぁ、と。
どうしてもせっかちだから、早いうちに確かなものが感覚として欲しくなってしまうから近道を、階段で言うと二段飛ばしをしてしまいそうになるんだけど、
もしそれで成立したとしても、その近道分の空洞があるし、そうすると脆いものになってしまう。
そっちの方が怖いよなぁ、と今ならその怖さがわかる。
時間がかかっても、焦らず、じーっと見つめて見つけて作っていけば、ちゃんと中身が詰まったものができる。そう信じて、根気よく進みたい。

人との進み方も、一緒だな。と思う出来事があった。

いやぁ、これまでの人生、これからの人生の、全てをひっくるめた只中に大きく存在してくれているなぁ~ありがたいなぁと常々思っている人が居て。
お互い忙しいけど、でも会える時に会えたらいいよね。連絡取り合おう~、なんて緩くやりとりしていたら、
その数日後?だったかな。

道でばったり会いました。

笑った。

でもそれがなんか驚きではなくて、なんだか自然だったの。あ、いる。みたいな。
そこにその人が居ることが不思議に腑に落ちる、
これってなんだろうなぁ、と思う。
たぶん、奇跡!と呼べるもの。

でもこれって、常に互いを気にかけてきた、その積み重ねの結果なんじゃないかなぁって。ただそういうことだろうな、って思う。


大きくて、でも、ささやかなこと。
とるにたらない、でも、大切なこと。


こういうことを「運命」という人もいるのかもしれない。
まぁそうなのかなぁ、どうだろうなぁ、確かにそうも言えてしまうのかねぇ、なんて思ったりもする。だけど私には漠然としすぎちゃうんだよな。


「いや、単純にそうなったんだよ、ここまできたんだよ。」
っていう方が、なんか実感として確かだ。わかりやすい(笑)


そうやってひとつひとつを確かめられる出来事に
よし!進め。と言われている気がする。

なんてありがてぇんだ。。。。


にこにこと信じて感謝して、がんばろっと。