悲しい、寂しい… 混乱したような気持ちでしょうか?

いつもこんな気分に襲われます。

うつ病も最近ではメジャーになり「脳の風邪」などと表現されています。

なった本人からすれば、「辛い」の一言で済まされるような感覚ではありません。

私個人的には、自殺をしたいとは思わなかったけど、消えてしまいたい、とか誰か助けて!という思いがあるだけで、1つ1つの行動が鉛のように重くのしかかるようでした。

普通の「風邪」のように1週間もすれば治るわけでもありません。

普通に出来ることが普通にできない辛さ…

実際にうつ病になった人間の1人として、少しでも伝えることができればと思います。


私がうつ病になった直接の原因は、簡単に言うと仕事による過労です。

余談ですが、もともと気質としてHSP(Highly Sensitive person)「とても敏感な人」がありますが、今の社会ではHSPがうつ病に罹患するリスクは高いと感じます(個人的にそう感じるだけです)。


昨年夏ごろから、身体に疲労感が出て治らない、寝つきが悪い、元気が出ないといった症状が出ていました。

そのころは職場環境は事情により人数が減り、業務量がのしかかった分、自然にストレスが積み重なっていたと思います。

この時点で「仮面うつ病」だった可能性があります。


10月の初め頃、事情によりさらに人が減ってしまい、状況は悪化してしましました。

職場に行くと動悸がする、強い疲労感、頭痛などに襲われるようになります。出勤もつらくなり、なんとか職場にたどりついても遅刻したり、半日で帰ったりで、勤務はしていたけれど休みの頻度が上がってきました。


もともと知識はあったので(一応薬剤師ですから)基礎疾患はなかったので、初めから精神科を受診しました。

結果は「軽うつ病」。 ここから闘病期間に突入です。

最初はBZP(メイラックス)1mgだけからスタートし、SNRI(トレドミン)が追加になりました。


欠勤や半日勤務を続けながらなんとか11月末までしのいだのですが、ついにある朝、動けなくなってしまいました。

ベッドから立ち上がれない、顔を洗うこともできない、着替える事も出来ない…

何も出来ずにただ泣くだけ…。

仕事はもちろん休み。夕方、精神科になんとか受診し、「休職」となりました。


自殺企図がなかったため、自宅療養となり現在に至ります。



うつ病は初期症状のうちに治療を開始したほうが回復も速やかです。

精神科に行くのは抵抗がある、という方も多いと思いますので、最初は一般内科、心療内科へ行くことをお勧めします。

私自身、精神科に直接行ったけれども、全く想像のつかない状態でした。

実はどんなところかちょっと(かなり?)怖かったです。

予約の電話をするだけで、心臓がバクバクいってました。(優しく対応してくれるので大丈夫ですよ)


実際に診察を受けていただくと分かりますが、特別なことをするわけではありません。

最初だけ、問診が多いかな?といった程度でした(病院にもよると思います)。

なによりも、待合室にたくさんの患者さんがいたのに驚きました。



とにかく、最近体調がおかしくて、特に何の疾患もない方へ、早めの受診を強く推奨します。


今日はだいぶ長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださった方、お付き合いしてくださってありがとうございました。