発達科学コミュニケーション
トレーナーの仙波杏梨です
子どもが小さい時、「友だちには優しくね」とよく言っていました
幼稚園、小学校に行ってまず言われることは、「本当に優しい子ですね」という担任の先生からの褒め言葉…
そっかあ、家以外でも優しくやれているんだな、と親としては満足していたんです
しかし!
長男が小学校4年生の最後の懇談で、担任に言われた言葉に戦慄が走りました
「〇〇くんは、もっと自分の意見を言えるようにならないとダメです!優しいばかりでは、どうでもいい子になってしまいます!」
「正直、通信簿をつける時に顔を思い出す子と思い出せない子がいます
〇〇くんはそんなタイプです」
とも…
いや…確かに!
確かにです!!
その、衝撃の告白に近い言葉に驚いたものの、母として何となく感じていた息子の薄すぎる個性…もう見て見ぬふりはできないと思いました
かと言って、性格は変えられるわけではない…
なので、自分の意見を言えない長男を見た時に、「自分の気持ちを言っていいんだよ」と声をかけるようにしました
年齢とともに少しは発言できるようになり、5年、6年生の参観では大きな声で発表する姿を見て、「成長した~!」と感じましたが、率先して前に立つことは今でも苦手です
「友だちに優しくね」
と言っていた私の言葉でそうなった、とは思いませんが、3人それぞれの友だちから、「優しい」とよく言われています
どうやら、
その「優しい」は「どうでもいい」という意味ではないようです
子どもが高校生までは、ひっきりなしに友達が遊びに来ていたので、その関係性を見ることができました
子ども達いわく、「優しい」は「器の広さ」(←自分で言うな)だと勝手に解釈していて笑えますが、
「自分の気持ちをきちんと言うのは大切なことだよ」
その件があってから、彼らには時折この言葉を伝えてきました
できるならもっと早く、幼児の頃から伝えたかったな、と後悔しています
人は、自分を1番大切にして初めて、他人に優しくできるのですから
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私は現在、発達科学コミュニケーションのトレーナーをしながら、療育現場でも勤務しています
保育士として加配の先生・担任をしてきた経験、発達科学コミュニケーションの知識を療育の現場で活かしている経験を、発達凸凹キッズの育て方や保育の参考になるようにお届けしています
発達凸凹キッズの子育て、保育に役立てていくのはもちろん、私の活動に興味がありましたら、Facebookやインスタグラムからメッセージを送ってくださいね
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発達科学コミュニケーション トレーナー
仙波杏梨
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