春の蜂蜜のコロン | 男のアロマテラピー道〜Taka’s House

男のアロマテラピー道〜Taka’s House

私は男でありながらアロマテラピーを嗜んでおります。
アロマサロンと、香水や石けんなどのアロマクラフト作りの工房などをやっております。
男のアロマテラピー道を楽しくご紹介していきます。

5月になりました。

GWですね照れ



私は茨城県の実家に帰省いたしましたニコニコ




『大きなお弁当箱』

カスミストア


カスミのうた



何が値上がりしているのか…?うーん

私はそういうことにはポンコツなのですが汗うさぎ


スーパーにしろコンビニにしろデパートにしろ

買い物した総額は確かに高くなったな〜チュー

とは感じておりますねえー



今は卵がないとびっくり

最近みなさんのブログでもよく見かけますが


私はお昼頃行きましたが

卵はそこそこありました鳥


ただ、これ以上補充がなければ

夕方までには無くなるかな〜って感じうーん


10個入りワンパックで330円だったかな?

卵のお値段は私にはわかりませんがびっくり

まあ…高いのでしょうねショック




さて

自然公園の様子ですニコニコ




今年の春は

全体的にお花が早いのでチューリップ

ポピーは満開に近いかなと思ったのですが

ポツリポツリと口笛



ポピーと言えば

やはり与謝野晶子さん。


ああ皐月 仏蘭西の野は 火の色す

君も雛罌粟 われも雛罌粟


有名な短歌ですね。

一面に咲いている真っ赤なポピーの様子を

「火の色す」と表現したのでしょう。



こちらは

夫の与謝野鉄幹さんと一緒に

フランスにいた時に詠んだ歌です。


ポピーはフランス語では「コクリコ」

フランスの国花の1つです。

コクリコを漢字にすると「雛罌粟」

これは当て字なのかな?



ポピーの和名は「ひなげし」

『ひなげしの花』の

アグネス・チャンさんを思い出しますねおねがい







うすうすおぴんく照れ




ホワイト&おぴんくおねがい




矢車草




アカバナユウゲショウ




星の瞳(オオイヌノフグリ)が

まだ頑張っているな〜と思ったのですが

こちらはお花が小さいですね。

タチイヌノフグリかな?うーん




写真だとわかりづらいのですが

道の両側に咲く小さな黄色のお花が

まるでお星様のようにキラキラしてキラキラ

とっても良い感じです照れ




こちらも、うすうすおぴんく爆笑

ヒルザキツキミソウ




こちらは、こいこいおぴんく

マツバギク


なお

私はアロマ男子ですが

意外と花の名知らずですのでえー?

間違えていたら申し訳ありませんショボーン



ただ今年はね

まだオレンジフラワーの香りが

風に運ばれて来ないのですよねえー




こちらのオレンジの木は

切られておりましたびっくり 



それと




こちらはジャーマン種のカモミールだと思いますが

野生化したカモミールが方々に咲いていたのですけど、今年は全くないびっくり


実家近辺の植物の生態系が変わってしまったのか?びっくり




さてさて

前回のブログで

『むさしの養蜂』さんの『春の蜂蜜』をご紹介いたしました。


むさしの養蜂



そして

独特な『春の蜂蜜』の風味を「春の野風」と表現いたしました。


正に先程ご紹介しました、茨城の実家近くの自然を思わせる風味でございます照れ



ほいで

『春の蜂蜜の香り』として、次の精油を挙げました。


ローズゼラニウム

トンカビーンズ

バルサムペルー

バイオレットリーフ

ガルバナム


それを元にして、香水を作りましたよウインク




コロン『春のはちみつ』


香水と蜂蜜の色がほぼ同じですねニコニコ

あっ、勿論香水に蜂蜜は入れておりませんよ爆笑


香水は時間が経つと透明度が増しますので

もっとキラキラした色になると思いますおねがい


あれ?

ラベルの『春のはちみつ』の文字がはみ出てるびっくり

ああ〜『春の蜂蜜』にするつもりが「はちみつ」と急に平仮名に変えて文字が多くなったからかえー


これは直します笑い泣き



コロン『春のはちみつ』


トップ:オレンジスイート、レモン、かぼす、月桃、ガルバナム、ネロリ


ミドル:ローズゼラニウム、カモミールローマン、

リンデンブロッサム、バイオレットリーフ、オレンジフラワーAbs.、ローズ、ミモザ


ベース:サンダルウッド、トンカビーンズ、バルサムペルー、バニラ、ベチバー、アンブレットシード


精油濃度8%  EDT

香調 グリーンフローラル バニリック



柑橘の香り立ちのすぐ後に、ガルバナムの草の香りが立ちます。

そして月桃の甘くてスパイシーの香りと共に、ネロリの香りが顔を出しミドルノートへと移ります。


ネロリの香りはオレンジフラワーAbs.に引き継がれ、すぐには消えません。

やがて、グリーンフローラルの香りに変わりますが、カモミールローマンによって野の香りも顔を出しながらベースノートに移行します。


ほんのりグリーンフローラルの香りを残しながら、トンカビーンズやバニラの甘い香りになります。

甘い香りの中にベチバーにより多少土の香りも。

そしてアンブレットシードでほんの少しパウダリーぽくなります。



『春のはちみつ』は、蜂蜜のように甘々な香りに作ったわけではありません。


その風味の特徴である「春の野風」をイメージして、最後のラストノートは甘めに作りました。


今回の香水の一番の特徴はカモミールローマンを使っていることです。

カモミールローマンを香水に使うのは結構勇気がいりますびっくり


カモミールローマン精油は自己主張が強過ぎる精油なので、なかなか他の精油とのブレンドが難しいのですチュー


ですから

私は単独では割と好きな精油なのですが、こちらのブログでは、カモミールローマン精油を使ったアロマクラフトは、多分一度もご披露していないと思います。



今回使用した精油では、グリーンを表現する香りとして、ガルバナムとバイオレットリーフはすぐ浮かびました。


少し物足りないなと思い、茨城の実家周辺の風景を思い出していたら、パッとあの野生化したカモミールの花が頭に浮かびました。


カモミールローマン精油のハーバルな香りは、春の野を表現するのにピッタリだと思いました。


アロマの教本では、多くの著者の方は、カモミールローマン精油を、りんごの様なフルーティな香りと述べておられます。


香りの感じ方は人それぞれですので、著者がご自分で本当にそう感じたのでしたら、私は何も言うことはございません。


ただ、伝言ゲームの如く、その様に言われているから著書にそう記したのであれば、私は同じアロマに携わる者として、その著者の方を尊敬することはできません。


私はカモミールローマン精油の香りを、りんごの様だとも、フルーティだとも一度も感じたことはありません。


多分実際は、多くの方がそうなんだと思います。

だから、アロマ検定の香りテストで、あれ程間違えるのだと思いますよね。


カモミールローマン精油は、りんごの様な香りという先入観があるからそう感じるだけだと思うので、その様な覚え方はやめた方が良いと思います。



ちょっと話が逸れてしまいまして申し訳ありませんショボーン

問題は

カモミールローマン精油を、どうやって上手にブレンドするかでした。


主張され過ぎては困りますが、かと言って春の野を表現するのですから、ある程度主張はしてくれないと困ります。


色々な精油と試してみましたが、バイオレットリーフとオレンジフラワーAbs.と組合せると、結構カモミールローマンが謙虚になることに気付きました。


ネロリの香りは、ミドルノート移行時にはすぐ消える様にするつもりでしたが、それでオレンジフラワーAbs.を使って香りを少し引っ張ったのです。



あと、今回使用した他の精油で少し申し上げます。


トップで使用したガルバナムは大変香りが強い精油です。使用する場合は1滴から始めて量を調整して下さい。

多過ぎると草の香りが強過ぎて、直しようがなくなります。


ミドルで使用したリンデンブロッサムは、リンデンフラワー精油として売られている場合もありますが、大変偽物が多い精油です。

ポピュラーな精油ではありませんので、なかなか嗅ぎ分けが難しいと思いますが、インチキ精油が多いということは頭に入れておいて下さい。


今は精油の供給が大変不足しております。

その分、リンデンフラワーに限らずインチキ精油がこれから増えてくると考えられますので、精油の飲用や原液での使用はおやめ下さい。


ベースで使用したアンブレットシード精油は植物のムスクとも言われておりますが、市販の香水で使われているムスクの様にはなりません。

まあ、今の香水に使われているムスクは全て合成ムスクですけどね。


高価な精油ですので、市販の香水のムスクを期待されているのであれば、購入しない方が良いと思います。






グッチ『メモワール』

カモミールローマンをメインにした香水です。
「ミネラル アロマティック」という香調も聞いたことがありませんえー

珍しいので後学のために購入してみようかと思います。



大変長くなりましたショボーン
最後までお読み頂いてありがとうございましたニコニコ

GWも後半になりましたが
みなさま楽しくお過ごし下さいねおねがい