完全犯罪性に続く『モラル・ハラスメント』の2つめの特徴は、被害を原因とした精神的苦痛に追い打ちをかける『セカンド・ハラスメント』の存在である。
  『モラル・ハラスメント』被害を受けた妻が自分の知人・友人達に被害を訴え助けを求めると、妻の知人・友人達は加害者である夫に同情を寄せる。何故なら、夫のことをいい人だと思い込んでいるからである。
  「ご主人は可愛想に。あなたはいつもご主人に威張っている上に、まだご主人に不満があると言うの?前向きに生きなさい」。このような発言を『モラル・ハラスメント』の『セカンド・ハラスメント』という。

  言うまでもなく、『セカンド・ハラスメント』もまた被害者を精神的に追い詰める。この『セカンド・ハラスメント』は、『モラル・ハラスメント』加害者が意図して起こしているものである。『モラル・ハラスメント』夫は、妻の知人・友人達を利用して妻を迫害させているのである。
  殆どの人達は、自分では気づかずに『モラル・ハラスメント』夫の意図通り、計画通りに利用されて被害者の妻に残酷な『セカンド・ハラスメント』(二次被害)を与えてしまう。多くの人達は、自分では気づかずに『モラル・ハラスメント』の二次的な加害者になっているのである。
AD