正直、今年の鹿島の試合を全部は見ていません。
特にシーズン後半になってから。
天皇杯を勝ち進んでる間は、天皇杯は全部見てました。
でもそれは、私自身も「仕事が忙しいから」と
何となく思っていました。
しかし今日の「(現在リーグ4位なのに)
ポポヴィッチ監督解任、吉岡FD退任」
のニュースを読んで、再び、胸が熱くなりました。
「1位でなければ、2位もビリも一緒」
というクラブ哲学が、今も脈打っている事を
クラブの行動にて、確認できたからです。
個人的には「もがいているけど、迷走ではない」
と感じています。ACL含めても6年、国内タイトル
に限ると、8年もタイトルを獲れてないチームに
馴れて来てしまってた事に、逆に鹿島に気付かされました。
今さっきまでの「鹿島以外に乗り換える気は無いけど
最近試合は見てない」という、初期からの中高年ファンは
少なくなかったはず。
それをクラブが、敏感に察知したのだと思います。
でも「今回のポポヴィッチ監督解任・吉岡FD退任は
迷走でない」と言い切れる根拠は、今も経営陣に残る
鈴木秀樹副社長の存在だけでなく、
ジーコCA(来年続投不明だが)と鈴木満前FD
の存在も、実際にはあります。
「“普通のクラブ”なら、迷走しているか、身の丈に
合ってない決断にみえる」と、私も思うからです。
やはり勝負の世界だから、仮に公式スタッフで
なくとも、『実際に結果を残して来た人』との
繋がりは、プライスレスな価値があると思います。
あくまで、鹿島アントラーズの目標は
『“世界一のクラブ”になる事』だったはずなので、
「現監督のままだと、来年はリーグ優勝は“他力本願”で
上手くすれば、カップ優勝は出来るかも」
という現状と、私は見立ててたので、
初志貫徹を貫く意志、を改めて感じた決断でした。
詳しく語れる資格を持ってる程、今年の鹿島試合を
見られてないので、詳細な理由は本当にわからないけど
「何か今年は(も)、見ていて“心の熱くなる試合”が
少ない様な。ポポヴィッチ監督の情熱は伝わるけど」
というのが、偽らざる所でした。
監督・FDを代える、本当の理由は“そこ”の様な
気がします。中田英寿やトッティも「最近のサッカーは
面白くないから見てない」と言っていたが、
過去にも「“世界的なサッカー潮流”は現在こうだけど、
鹿島は変えない」で成功した事が、実際にあるので。
('06年以前の、3バック流行期etc)
今の立場の、日本代表チームなら「W杯優勝すれば
全て良し」となるだろうが、クラブチームの場合
「世界中に憧れられるサッカーで、“世界一”になる」
が目的地と、私は思っています。
でも、その遠く険しい道のりを、実際に登り詰めるには
今現在、ジーコやW鈴木さんの持ってる様な
“負けを許さないスピリット”と“サッカーは楽しいモノ”
という
一見、相反する様な価値観を、小泉社長に引き継ぐ事の
必要性は、現実としては高い、とも思います。
言うまでも無い事を、敢えて言うけど、物凄く高い頂だし。
散文となってしまい、失礼致しました。
結論としては「ポポヴィッチ監督や吉岡FDには
感謝の気持ちだけど、鹿島というクラブの“初志”を
貫徹する為という事が、透けてみえる決断なので
クラブの決断を支持する」という事でした。
私自身も、文字通り、気を引き締め直して
現地参戦は難しいまでも、リアルタイムでの
動画配信応援は、改めて欠かさない様にしよう
と、まさに今、気持ちを新たにしました。