〔所感・考察〕今の鹿島にとっての“誤算”と、今後に向けた整理 | 鹿島アントラーズと歩むブログ

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鹿島アントラーズに関する所感・考察を書いてます。 戦術系より、選手プレーや心理、及びクラブ・監督の戦略が中心かも。 ◇専門家含め世論を読まず、自分の思った是々非々にて書いてるので『くさや系ブログ』かもしれません(苦笑)

 

今日、時間が出来た事もあり、

「コレを書くなら、新監督が決まる前の方が良い」

と思ったので、急転的に(苦笑)2日続けてブログ更新します。

 

 

標題の結論から言うと、今の鹿島の“誤算”の1つは

「事前の中長期想定以上に、ここ数年でJの他クラブの

 レベルが一気に上がった。特に強度(インテンシティ)」

という点かも、と私は感じています。

 

私個人も最近「実はJのレベルって、ここ数年で

相当上がってるのでは。強度が一気に上がってて

えげつなさを感じる位」と思ってはいた、…のですが(苦笑)

 

元々、戦術面は「他サッカーファンに比べて興味が薄い」

と自覚してたので、ここに書く程の自信は持てずにいました。

 

ですが先日PSGツアー時、ネイマールが同様の事

言っていたので、その仮説に“裏付け”得られたと思い、

“自分なりの持論”を、今回書く事にしました。

 

選手個々の技術etc(クオリティ)の高い事は、

たぶん弊ブログの、だいぶ前に書いた事があると

思いますし、今回の本題ではないので省略します。

 

鹿島は野沢・本山が居たクラブですし、その点は

鹿サポの皆さん、多少は自信ある部分と思いますし(笑)。

 

 

少し息抜きしましたけど、本題続けます。

 

私個人は、Jの強度が一気に上がるキッカケとなったのは

'19~'21年にマリノスを率い、セルティックに引き抜かれた

ポステゴグルー監督が、マリノスに植え付けたサッカーだろう

と思います。

(※DFラインを高く設定出来る様にし、分厚い攻撃繰り出せる)

 

特に'19年のマリノスJ優勝時の強さは、鹿サポの私と同様

各クラブにも強烈なインパクトを残し、J全体が一気に

『強度も高いリーグ』に進化するキッカケになったと思います。

 

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個人的に、ヴァイラー前監督は「これだけ強度の高いリーグで

ポゼッションを志向する事は賢明でない。こういうリーグならば

前線に“個の力の強いFW”を配する方が合理的だ」

という部分も、譲れなかったかもしれない、とか想像してます。

 

ここがまさに、勝負の世界の厳しさで

「特にサッカー界の監督は、最後の結果で全て判断される」

ので、「引出しの少ない無能監督だった」と言われたら、

反論できる根拠、少なくとも私には何もありません。

 

 

私がこの事を思い知ったのは、'06年W杯日本代表の

ジーコ監督の時です。就任初期、ジーコが望むレベルの

攻撃力を持った右WBに、相応な日本人選手がいなかった。

 

なのでジーコは、当時FC東京・DF加地を

自ら育てる事にした。

批判されがらも、粘り強く起用し続け、W杯本大会前には

“頼りになる右WB”の定評を得ていた。

 

だが、W杯直前の親善試合で、その加地が

相手選手タックルによって、負傷させられてしまう。

他に良い選手いないから、加地を自ら育てた位なので

代わりとなる日本人選手など、当然いない。

 

それが、'06年W杯本大会の“本当の敗因”だったのに

「代表チームだからライト層も見てる」事も輪をかけて

的外れな敗因分析・監督叩き・選手叩きのオンパレード。

 

これが『負ければ賊軍』という事か、と痛感しました。

 

'06年W杯は観てない若い世代に、この話どれ位伝わるか

分かりませんが、こういう機会でないと、書くタイミングが

次にいつ来るか分からないので、今回に書いておきます。

 

 

そういう経験もあるので、個人的には、ヴァイラー監督を

あまり責める気になれません。今までの言動etcは

鹿島の哲学に沿うものでしたし、獲得し得る中では

ベストに近い“勝者たる思考”は持ってる人だったと思います。

 

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鹿島が『ビッグクラブ』と、特に外国人選手etcに言われる事

多いのは、あくまで過去の実績だけで、横浜・川崎etcと比べ

「成績と集客が見合いづらい」というハンデは、今後も変りません。

 

なので「勝てないとすぐイライラして頭に来る」という

闘争心の強過ぎる人には、正直、鹿サポである事

あまり勧めません。都市のクラブを、お勧めします。

 

1つ1つのご縁を大切にして、『情け(思いやり)は

人の為ならず』を守っているおかげなのか

何とかかんとかJ1でやって来られてる、という所も

偽らざる実態ですので(苦笑)。

 

 

例えば、'05年のファビオ・ジュニオールという選手は

「怪我を治すリハビリが終わったら、レンタル元に返した」

でしたし

 

最近だと、FC東京に移籍したレアンドロでしょうか。

両膝手術を施し、その時間待ったけれども、

鹿島にて出場機会が無さそうだったら、「本人に悪い」と

あっさり移籍させる。

 

『鹿島に“特長”がある』とすれば、唯一「人を大事にする」

だけでしょうか。ピッチ外での、地域貢献etcを除いた場合は。

 

あとは、日々の選手達の地道な積重ねを

皆で応援し続けてるだけで

派手ではない、と言っても過言でないと思います。

 

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長々と、湿っぽい話になってしまい、失礼しました。

 

日本のサッカーファンの多くが知っている様に、

鹿島に立地的優位はないので、それを埋めようと

最初に触れた『中長期計画(KA41)』を立てたり

しているので

 

今後は逆に、それにとらわれ過ぎる事も無い様に

周囲の動向etcにより、それを見直す事も大切。

だがそれは今オフ以降、というのが、私の見方・意見です。

 

現在は、まだリーグ優勝の可能性が残ってる。

鹿島の哲学は『優勝でなければ、2位もビリも同じ』。

 

おそらく今は、至急ではあるが、拙速にならない様

“今シーズン優勝できる可能性の最も高い監督”を探し

戦術面の擦り合わせも、行っている事と思います。

 

今夏は猛暑が続きそう、という事も加味して

断腸の想いで、ヴァイラー監督と契約解除したと

思われるので、今までよりはポゼッション志向である事

を基本に、監督を誰にするか決めると思われますが、

 

欧州路線云々を、結果的には少し言い過ぎた後なので

原点に戻り『勝ちたい気持ちの強い者が勝つ』という格言etc

も踏まえて、改めて“今年優勝する為にベストな選択”の

出来る様、今はフロントを応援しています。

 

過去の経験から、それまでゴタゴタしていても

「“タイトル”という良薬が、今まであった諸々の問題を

 ウソだったかの様に、一気に氷解させてくれる」事は多い。

 

 

とにかく、鹿島に関わる人達の総力で

今年にタイトルが獲れる様、

気持ちは切らさず、今後も応援を続けましょう!