島田市最終処分場の地権者から富山のお母さん達へのエール | あんくら島田のブログ

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『安心して暮らせる島田を作る市民の会』
私たちは静岡県島田市での「震災がれき広域処理」への疑問から活動を始めた年齢や立場・市内か市外かなどの「枠」にこだわらない個人有志の集まりです。


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地権者のお一人からお電話を頂きました。

あんたに頼みがある。
富山のお母さん達を応援してやりたいと思ってるだけーが。
それで考えたんだけど、最終処分場の看板のメッセージを写真にとってブログに載せてくれんか。
富山の人らへの応援でもあるっつって。
頼まれてくれるか?

そりゃあ断れませんよね。
さっそく行ってきました。




大きな看板は二つありますが、メッセージでいっぱいです。




明日、富山県で抗議の集会があります。

富山ガレキ阻止大会~池多のお母さんへの刑事告訴 許せんちゃ!みんなの力ではね返そう!★日時:3/3(日)9:00~正午(8:45開場)★場所:富山県民共生センター「サンフォルテ」2Fホール

http://blog.goo.ne.jp/toyamama


沢山の方が応援に駆けつけるようです!!



集会の成功をお祈りします。


もう一人別の地権者さんからも電話を頂きました。


ひどいよなー。
あっちは刑事告訴だろ?
怖いよなー。
ひどいよなーー。


★ SLAPPって何? ★
〝Strategic Lawsuit Against Public Participation〟の略語
頭文字を取って「スラップ」と言います
公の場で発言したり、訴訟を起こしたり、あるいは政府・自治体の対応を求めて行動を起こした権力を持たない比較弱者に対して企業や政府など、比較優者が恫喝、発言封じ、場合によってはいじめることだけを目的に起こす、加罰的あるいは報復的な訴訟
つまり
「公的に声を上げたために民事訴訟を起こされること」




多くの住民が反対する中
行政が強硬に推し進めたことによって
結果的に搬入路前で抗議することになったのよね。

そこに行政側の実害は発生していないと言うのに、、、、。





東京新聞2/28「こちら特報部」に掲載されました。
東京新聞を読めない方は、東京新聞特別報道部記者 佐藤圭氏のツイッターから、そのキモをご理解ください。


1. 富山の震災がれきをめぐる告訴問題①】富山市など5市町村でつくる富山地区広域圏事務組合は2月7日付で、震災がれきの試験焼却の際、処分場への灰搬入を妨害したとして富山市民ら十数人を威力業務妨害の疑いで県警に告訴した。組合理事長は森雅志富山市長である。


2. 富山の震災がれきをめぐる告訴問題②】事務組合は告訴した市民らの名前や性別を明らかにしていないが、地元の母親らが対象になっているものとみられる。広域処理をめぐっては、大阪で反対派住民が次々と逮捕される事態に発展したが、富山のように行政が市民を告訴するのは異例だ。


3. 富山の震災がれきをめぐる告訴問題③】問題の試験焼却は昨年12月16~18日に実施された。18日午前9時ごろ、灰を積んだトラック二台が処分場付近に到着。地元の母親など十数人が道をふさぎ、「事前に説明会をするのが筋だ」と抗議した。


4. 富山の震災がれきをめぐる告訴問題④】富山市の要請で駆けつけた警察官が「道路交通違反になるので道をあけてほしい」と注意。最終的に「威力業務妨害になる」と警告され、中山さんらは歩道に退去。トラックは18日午後7時ごろ、処分場に入った。


5. 富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑤】事務組合側は、告訴について「刑事訴訟法によれば、公務員は犯罪があると思量するときは告発をしなければならない。理事長の決裁を経て告発した」と説明する。


6. 富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑥】試験焼却から2カ月後の告訴は、市民にとっては寝耳に水。母親たちは「あまりの暴挙に驚きと怒りを禁じ得ない。絶対に許せない。私たちは納得のいく説明を求めているだけだ。普通のお母さんを告訴してまで震災がれきを受け入れるのはなぜなのか」と憤る。


7. 富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑦】母親たちと一緒に灰の搬入を阻止しようとした田尻繁県議は「何かを壊したわけでもないし、けが人も出ていない。組合に実害はなかった。反対住民への脅しが狙いだ」とみる。


8. 富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑧】加藤健次弁護士は「現場にいた警察官は住民の行為は犯罪にならないと判断していた。それを行政が後に告訴するのはおかしい」。行政側が刑訴法を持ち出していることには「税関による麻薬の密輸などを想定した条文の乱用。行政が住民運動を訴える根拠にならない」


9. 富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑨】国や企業が敵対する住民や個人を相手に、高額の損害賠償請求など法的手段に訴える手法を「スラップ(恫喝)」と呼ぶ。反対活動を萎縮、分断させるのが狙いである。富山の告訴もスラップ的だ。


10. 富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑩】スラップに詳しいジャーナリストの烏賀陽弘道氏は、富山の告訴について「スラップよりひどい。本来なら住民の権利を守るべき公務員が正反対のことをしている」。新藤宗幸千葉大名誉教授は「話し合いもしないうちに法的手段に訴えるのは過剰反応」と指摘する。


11. 富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑪】以上が本日(2月28日付)の東京新聞こちら特報部に掲載した記事の概略。当初は、第2サイド記事で富山の件のみを扱うつもりでした。が、部内から「基地と原発のスラップ訴訟との合わせ技でどうか」との提案があり、今日の記事なった次第。


12. 富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑫】「スラップ」を切り口にしたことで、富山の告訴のトンデモぶりが鮮明になったと思います。富山の震災がれき反対運動は、沖縄の基地闘争、上関原発の反対運動と並ぶ「大問題」という位置づけにもなった。


13. 富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑬】富山県警は、富山市で2010年に起きた会社役員夫婦殺害事件で、現職の県警警部補が逮捕されるという大失態を演じたばかり。県民の信頼は失墜している。その県警が、行政の尻馬に乗って「普通の母親」を逮捕すればどうなるか。


14. 富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑭】広域処理の失敗が明らかになっているにもかかわらず、富山市は今から受け入れようというんですからね。何が何でも本焼却の実績がほしいのでしょう。「本当の狙いは別にある」と勘ぐられても仕方がないよなあ。


15. 富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑮】今回の刑事告訴に反対する集会が3月3日、富山市内で開催されるそうです(http://blog.goo.ne.jp/toyamama )。ぜひ成功させてほしいですね。


16. 富山の震災がれきをめぐる告訴問題⑯】最後に個人的な話。私は駆け出し時代、能登半島に4年間勤務した。富山のお母さんの方言は能登弁とよく似ている。「はがいしい」とは「悔しい」の意。お母さんの思いを伝えるフレーズでしたが、行数の関係で使えなかった。ちょっと後悔





現在、島田市の最終処分場では、本来の搬入口は地権者が封鎖し通れないことから、島田市は反対側に搬入口を新たに作り、昨年12月から搬入を再開しました。
それにも、谷口地区の住民は抗議をしています。





そんな中、島田市は地権者を訴える仮処分申請を起こしました。(20080206)

◆島田市最終処分場問題で仮処分申請が出されたようです

http://ameblo.jp/ankurashimada/entry-11465306639.html

地権者を訴えると言う脅しともとれる発言は以前からありましたが、実際に訴えるとは!!!

佐藤圭記者がおっしゃってるように、日本各地でこのようなことが起きています。
一体、日本はどうなっちゃったんでしょう、、、。

おかしいことをおかしいと言えない社会になってしまったら、、、。
いえ、もう既になっているのですね。


地権者の方達は、逆に市を訴えることを検討しています。


◆地権者さん島田市に抗議!!「法的手段を行うことを通知します」
http://ameblo.jp/ankurashimada/entry-11469827751.html

富山のお母さん達頑張って!!
島田市からも応援しています!!




<現在の最終処分場の中の様子>



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