今日は不思議な気持ちになった

 

 

私は、子供の時、死ぬのが怖かった

 

この世で、やってみたいことが山ほどあった

 

 

人は、

こういうことを希望の光とよぶのかもしれない

 

 

 

とつぜん、

この光がみえなくなった

 

 子供の成長が見たい

 旅行がしたい

 おいしい物を食べたい

 本が読みたい

色んな欲を持ちながら生きているのに

 

 

ふと、全てどうでもよくなった

 

 

 

なんの光もないのに

ただただ

自分の命だけがある

 

 

生きる辛さのようなせつなさのような

なんともいえない気分になった

 

 

こんな思いとき

自分のためにやりたいことがない

 

できることは、

ただただ人に尽くすだけ

 

 

 

何か熱い思いをもって

世のため人のために生きている人も

自分の欲が全くなく

世のため人のために生きている人も

 

どちらも

きっとこの世に存在する

 

どちらが善いとか悪いとかではない

 

 

 

去年から頭の中にずっと引っかかっていた

宮沢賢治の

「雨ニモマケズ」の世界観が、少し分かったような気がした

 

 

 

 

正気に戻った

 

余韻が残る