長い人生の間、ほんの短い時間だったかもしれないけど、
君に会えて、ホント良かったと思う。


自分は可笑しいんじゃないかと葛藤して、でも慰めて、
若い大事な時間を”どうしたら女になれるか”を考えて過ごした。


男子としてこの世に生を受け
女としてほろ苦い青春を過ごし
また男として晩年を過ごす


失ったものと得たものを天秤にかけることはしないけど、
全く後悔がないわけじゃない。



仕事帰りの電車の中で、
つり革につかまってる自分の姿が窓ガラスに写る。
もう1年以上何もしていない自分の肉体は、
周りのサラリーマンと同化して決して美しくはない。


あんじゅ
君は何処へ行ったのか
あんじゅ
君はホントに存在していたのか


昔は身体の中に2人の自分がいて、葛藤しながらも融合していたけど、
今は全くの別人のことのように感じる。


それは切り替えや割り切りではなくて、絶望。


私は男子として生きる喜びを知らないし、
周りのもの全てが違って見える。


これからどうやって自分と向き合って生きて行こうか。
そんな根っこの部分で相変わらず悩む。
きっと結論なんて出ないんだろう。
こうやって毎日毎日過ぎて行くのか。


日常はきっとポジティブだと思うけど、
それって時々、辛くなるよ。

悪い事をいっぱいしてきた。
胸張ってお天とう様に顔向け出来ないような生き方をしてきた。
自分が傷ついた分、他人の痛みもちょっとは解るつもり。
だからってわけではないけれど、
残りの人生は誠実にありたい。
そんなちょっと気恥ずかしい正義感が頭をいっつも過ぎってる。


仲間がいることを誇りに思う。
好きな人がいることを幸せに思う。
人生ムダにしないで、ちょっとでも長く、
頑張って生きようと思う。


昔は欲しいものがいっぱいいっぱいあって、
待ち遠しいものがいっぱいで、
時間がなかなか経たなかった。


今は月日が早いと思うけど、
今日の傷を癒す為に、
明日を待ち遠しく思うのだけはやめようと、


そう思う。

世間さまはとてつもなく広そうで・・、でもよくよく自分を中心に考えると、そんなに広くもないもので・・。
私は職場の、それもほんの一部の部署内と言う狭い世界の中だけで切磋琢磨していると言うのが現状だ。
思えば異常とも言える職場。でも狭い世界しか知らないから、こんなことはあまり特別なことなのではないのかもしれない。


私の肉体を弄び、精神をもボロボロにした男。
そして、男としての愛する喜びを教えてくれた彼女。
過去と現在、そして未来の全てが身の回りに存在して、日常が流れている。


挨拶をするとかしないとか、誰々と口をきくとか聴かないとか。
そんな些細な毎日の中に、忌まわしい過去も、多少なりとも夢のある未来が混在している。


脅えていないと言ったら嘘になる。でも、安堵感がないと言えば、それも嘘になる。
要するに私は世間が狭いんだ・・と言うところに落ち着くのかもしれない。

「ル テアトル銀座」に芝居を見に行ってきました。
ミュージカル1回の芝居2回。だんだん趣味も彼女のパターンにハマって行く。でも楽しい。
でもでも・・ホントに芝居が楽しいのか・・。
彼女と一緒に行くから楽しいのか。


私にとっての彼女の存在は、「ああゆう風になりたい」と言う憧れの「好き」なのかもしれないと最近思う。
普通、男の人はどんな風に女性を好きになるのだろう。
可愛く、かけがえのないモノのように感じるのだろうか。
そしてそれを自分だけのモノにしたい・・って言う独占欲が働くのだろうか。


私は、自分に持っていないモノを持っている人への憧れが強い。
彼女の指先、唇、胸・・などなど物質面での憧れがどうしてもある。
決して性格が二の次・・と言うわけではないけれど、性格が合う合わないなんて、
時間をかけて育むものじゃないし、そんなものは瞬間で決まってしまうもののように感じる。


誰かに聞いてみたい。
普通の男性は、どうして女性を好きになって、ひかれて行くのだろう・・と。

彼女と一緒にペットホテルに面会。
家から歩いて15分くらいのとこまでトコトコ歩く。
手を繋いだり腕を組んだり・・そんな雰囲気ではなく、彼女は他の友人と電話をしながら歩く。それがまた長い@
電話で「うんうん、○×△□」と話しながら、街のあちこちを指差して目配せをする。
他人の家の表札、ポスト、花壇などなど・・。
長い電話が終わってから、「ねぇさっきのヤツいいよねぇ~」
「ん?何?」
「ったくぅ!覚えてないの?!あんなに指差して意思表示したのに」


彼女の自己中と我侭は、最近では私が半分以上加勢しているのだから・・仕方ないね。



彼女は黒皮のミニスカート、バックスキンのブーツ。
その上にコートを羽織ってスタスタ歩く。
下半身の開放感と、ストキングにすれる感じが気持いいんだろうなぁ~なんて、おバカなことを考える。


彼女はスタイルいいよなぁ~。
でも、気が強くて我侭でイジワル。。


これからもこうして、彼女の一歩後を歩いて行くのかな。
この散歩みたいに。

女は時間を欲しがり、男は関係と定義を欲しがる。


一人の人間の、身も心も束縛するなんて、
所詮無理な話だと思う。
それでも男は錯覚し、夢を見る。


夢売り人は華麗で華やか。
でも、その裏のさみしさは誰にもわからない。


わからないから、男はまた夢を買い、
女はまた強くなる。


決してそれを望んでいる訳ではないのに・・。


運命と言う都合のいい言葉で慰めるだけ。

アナタと知り合って1年。
いつから付き合い始めたのか、それともまだ付き合ってなんかいないのか。
もうお互い子供じゃないから、そんな形式じみたことは必要なかったんだろうね。


食事をするようになって、休みの日に会うようになって、ある時は人目を忍んで、
お互い色々なこと話して、私たちが一緒にいる時間は、誰よりも多くなったよね。


一緒にいる時間が心地よい空気のように感じる今でも、
私たちは抱合うどころか、キスも、手を繋ぐことすらしていないんだよね。
心で結ばれることと、身体で結ばれることの違いは解っているけれど、どうしてだろうね。
アナタを抱きたくない・・って言ったら嘘になるけれど、
今のままが一番いい。
もし、今の空気を保つ為に抱合うことが必要なのならば、私はそれを愛とは感じない。


普段は気丈なアナタだけど、
他人には見せない一面をたくさん見ちゃって。
好きとか嫌いは超越しちゃった感じ。


アナタが好き。


いろんな言い訳をするけれど、
私が普通の男で、何の躊躇もなく自然にアナタを抱きしめられたなら。違う世界が見えるのだろう。きっと。

いよいよ癌が腰に転移したらしい。
もう歩けない状態。
これからは、あちこちへの転移が早いかもしれない。
まだ頭は大丈夫で、しゃべりは元気。
私がしっかりしなきゃ・・と、不安の中で気を引き締める。

ココをチラッとでも見てくれた人達。
そして私自身にも。
毎日を大切に、生きましょうね。

寄り道をしないで帰る時も。

だいたい毎日、今何してるとか、どこどこにいるとか、他愛もないメールが入る。

ど~ってことない携帯メールなんだけど、来ない晩はとても気になってしかたない。

後からの会話で、ただ寝ちゃっただけとか、テレビ見てたとか、そんな言葉が出て来るとホッとするんだけど、彼女の周りには私のライバルが沢山いる気がしてしょうがない。
彼女から言わせれば、食事したりお酒飲んだりの付合いは別次元、と笑い飛ばすけど・・

私にとっては寝取られると同じくらいに胸が締め付けられる。
だって自信が無いからね。私

彼女の心は泣いているのか、それとも笑っているのか・・。
そんなことすら今だに解らない私。
それじゃぁ私は・・と言えば、それも解らない。
ただただ、目の前の楽しさだけに振り回されているようにも感じる。

「○○って女の子みたいだよね」
が最近彼女の口癖になってしまい、呆れてる彼女に対して、私はそう言われることが嫌いじゃない。
私は私、と何度も言い聞かせているものの、自分が何者かを今だに見極められないでいるのだろう。

ここまで人生やって来て、今だ女に生まれなかったことを無念に思う。