煌めくシンクロニシティ

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占星術、オーラソーマ、数秘術、タロット鑑定、ヒーリング&リーディング、キネシオロジーを使い、潜在意識にアクセスします✨オーダー曼荼羅も描いてます✨

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このブログは、私の忘備録なので

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週刊キャプロアで、お店を辞めるまでの

ことを書きました^_^


「由縁の地」


2018年4月に、約5年間営んでいた店を閉めた。大阪近鉄沿線の準急が止まる駅から徒歩2分の場所にありながら、地域の人からも気づかれにくい、商店街を横切った路地裏にある、古い長屋奥の小さな2階建てのお店だった。1階はパワーストーン販売とセッション、2階は私のフリースペースとして使っていた。

店はカントリー家具も造る職人さんに木の香りがする柔らかい内装にしてもらい、私の好きな物だけしか置いていない居心地のいい空間だった。
オープンして3ヶ月経った頃、目が醒めた瞬間に夢なのか現実なのか分からない体験をした。店という植木鉢の中に私という種が植えられ、芽が生え、土の中にしっかり根付く強烈な体験をした。後から知ったが建物と住人が馴染むまで3ヶ月かかると聞いた。私が体感したことは実際に私と店が馴染み、一体化したことを教えてくれたように感じた。店から不機嫌な気を感じることが何度かあり、何が原因なのか注意深く観察すると、私がゴミ袋を直接床に置くと店は嫌がることに気づいた。建物にも意識があるとはっきり認識し、店を大切にした。
2階には店の玄関側と裏側と真反対に位置する2つの窓があり、裏側にある窓を開けると金木犀の木がすぐ目の前に見えていた。錆切った背の高い鉄の板で仕切られていたが、店の裏側には古い空き家と広い庭があり、1本の金木犀の木だけが私の店側に立っていた。春には葉の緑が楽しめ、秋には香りが漂い、たくさんの枯葉が店裏に落ちてくるが、ここに金木犀の木があることを知ってる人はほぼいず、私だけの木のように感じ、落ちてくる枯葉の掃き掃除も苦にならなかった。

店から歩いて5分もかからない場所に国宝の千手観音像が祀られているお寺があった。オープン当初は店を知ってもらう為に地域社会と関わり、お寺と神社の境内で開催するイベントの副主催をしたりして、観音様が身近に感じるようになり、それから時々お寺に参拝するようになった。
月日が経つにつれ、この場所で私のすることはもうないように思えてきた。店のことは変わらずに好きだったが、ご縁のある人達はもう店に来てくれただろうし、この場所でやりたいことはやり、これ以上続けていく意味を見つけることはできなかった。観音様に尋ねてみようとお寺に行くと、観音様が東京の博物館に展示される為、一月程お寺から出て、不在だと知った。大きなきっかけが出来たかのように、閉めるなら、今だ、と店を閉めることを強く決意した。

退去日も決まった。休み明けに店に行き、2階の窓を開けたら、いつもの景色と違うことに気づいた。目の前にあった木がなかった。金木犀の木も空き家の荒れていた庭の草も綺麗に刈り取ったようだった。永遠にそこにあると思っていた木がなくなった。
そして、同じタイミングで、すぐ近くの空き店舗に、飲食店が2軒も入ることが決まり、内装工事や開店準備を横目に見ながら、私の店を閉めるのは今のタイミングで良かったんだと自分に言い聞かせ、店に飾っていた私の好きだった物達を捨てながら、閉店準備をした。

閉店まで観音様の元へ毎日参拝した。店を閉めると同時にこの地域に来ることはなくなる。店を閉めることにも、地域にも何の未練もなかったが、観音様と頻繁に逢えなくなる事だけが残念に思えた。

店を閉めて1年になろうとしている。建物と住人が馴染むのに3ヶ月かかるのなら、物理的に離れても気持ちや繋がりが消えるのに1年はかかるのかもしれない。そのままにしていたお店のHPも年間契約が切れ、先日ネット上から消えていた。さっさと削除すればいいのに、店とまだ繋がっていたかったのは私自身だったんだろう。ようやく私の中で終えることができたのかもしれない。観音様にも、あの頃とは違う気持ちで逢いに行ける気がしてきた。