お知り合いの方とランチの時に「龍隠寺」と「龍ケ谷」というお話が出てきて、そういえば小さい頃によくお参りしたことを思い出して行ってきました
結構な山の中にあるのですが、不思議と雰囲気が好きな場所です
道をはさんで清流が流れていて、「龍ケ谷川」という名前。
下流に向かって撮影しています。
龍が穏やかになる寺と書いて「龍隠寺」
今回は龍に呼ばれているような気がしました。
今まで由来がよく分からなかったのですが、境内に「竜神伝説」が書かれていました
竜神伝説
その昔、龍隠寺のあたりは大きな沼でした。
秩父に向かう旅人はどうしてもこの深い沼の側を通っていかなければならなかったのですが、そこには悪龍が住んでいました。
村人はこの沼に住む悪龍の機嫌を損ねないように、お供えをしてあちこちに龍神を祭り、荒々しい心を鎮めるように祈りました。
その恐れおののく声は太田道灌さんまで伝わり、村人の切実な願いを聞いた道灌さんは、この悪龍を鎮めるために、日頃より師として尊敬している高僧の雲崗俊徳和尚(龍隠寺第五世住職)を遣わしました。
雲崗俊徳和尚は沼を目前とする愛宕山に登って教典を読み上げ、幾日もの間悪龍を押さえ込む戦いが続き、やがて雲崗和尚さんの霊験によって悪龍は過去の悪行を断ち切って、善龍となって奉任することを誓いました。
そして、雲を呼び竜巻にのって天に昇って行ってしまったということです。
その時、沼は竜巻が起きたため大嵐となり、水があふれ出て沼の底まで見え、数年経って平地となりました。
あふれ出した水は現在の越辺川になったといいます。
雲崗和尚さんは、龍の心が静かになり善龍になったことを記念し、道灌さんに援助をお願いして大きなお寺を建てました。
そのお寺のお名前は、龍の心が穏やかになったという意味から、龍隠寺と名付けられたのです。
そして龍が住んでいたということから龍ケ谷(たつがや)という地名が生まれたということです。
平成26年 4月吉日 龍ケ谷地域推進の会
龍がこの地にいたのですね
心の形をした池もあります
お寺は何度か焼失していますが、再建されています。
太田道灌さんや太田道真さんのお墓はお寺の左脇の階段を登ったところにあります。
経蔵です。
お隣には熊野神社があります。
雰囲気がとても素敵な場所で、1年に一回は伺っています
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