みんな、びっくりしただろう。犯人の少年の実名を書いて、本を出版するという蛮行をおこなう会社があるなんて。間違っていたら申し訳ないけど、あそこの会社は、確か左翼系じゃなかったかな。社長さんが言ってたもんね、表現の自由の侵害だって。少年だから、何しても徹底的に守るという弁護士と、表現の自由のためなら、法を破っても良しとする出版会社。似たようなもんだ。



それで思い出した。昔、本で読んだ事を。小児性愛者の権利はどうなるっていう話。小児性愛者が、少女や少年の性を開放していると主張したら、それを少女に確認できる人はいるのかと。少女がどう言おうとも、本当に少女の性を開放しているかもしれない、違うかもしれない。また、小児性愛者の権利はどう守られるんだという感じで、それを思い出すほど、今回の少年を守る連中と、表現の自由を守る連中の戦いは、すごいと思う。どうどうめぐりですよね。表現の自由は、プライバシーと必ずもつれ合う。大体、法律で戦うなら、法律で決められた方が勝つに決まってじゃないの。


下劣さでいえば、出版会社の方がすごいだろう。だって、本を売りたいからやっているんでしょう。実名を書かなくても、この本は書ける。私たちは、あの少年だとわかる。実名を挙げられても、どの子なのかは見たことないからわからないわけで。どうせなら、写真をつけてほしかったよ。私の信条は、少年でも、許せないことは許せない、だ。守る必要もないと思っている。世間的に弁護士は偉い人たちとされているが、破産した会社を再生するときに、まず自分の費用を取ってから、債権者に分割していくのだ。バカ高い料金を取られるため、会社を倒産させなくてはならなかった会社をたくさん見ている。刑事担当の方はもっとすごいだろう。犯罪者の味方をするのが弁護士さんです。冤罪云々というけど、冤罪の人はごく少数で、あとは犯罪者たちの利益をどう守るかということが仕事になるのだ。そういう人たちが、少年というだけで、権利を守る。しょうがないよね、法律があるんだから。


たまに思うことがある。あの、綾瀬のコンクリート詰事件の犯人たちを、ひとりひとり残酷な方法で追い詰めていくことができたらって。昔、40日間の長さを測ったことがある。どれほどつらいか。あれは、人間のやることじゃない。少年だろうがなんだろうが、あれは許してはいけないことなんだ。アウシュビッツ以降の神について、という本がある。あれほどの残虐さを、何故神は黙って見ていたのかと。それ言ったら、原爆や東京大空襲も、何故神は黙って見ていたのか。たった一人の少女を、神はなぜあれだけ残酷な方法で嬲り殺すことを許したのか。誰か教えてほしいよ。自分が魂の世界で望んだ人生だから、というようなセリフは、私みたいな女には信じられない。


それはともかく、すごい戦いだよね。被害者の旦那様の気持ちがこれ以上傷つくことのないように祈る。被害者にとっていい結果が出るように。