オッパ………私は、やってない。 | 働くオカマ in コリア ~5回目の韓国生活・負けない~

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韓国で働く日本人オカマのブログです。

ブスなのにスミマセン。

宜しくお願い致します。

 

私は震えながら尋ねた

「全部脱がなきゃダメですか」
 

オッパは、

私のシャツを脱がせた。

 

オッパの温かい手が私の体に近づいてきた…

 

キャ…

 

ダ、ダ、ダメ…

 

オッパ…

 

体中の震えが止まらなかった。

 

オッパの慣れた手つき。

 

私は、恐怖のあまり言葉が出なかった。

 

私を触るオッパの手が

激しくなる。

 

きゃ。

 

いやん。


さすがに止めないといけない。


だってここは、

オッパの職場だから。


誰かに見られたら

オッパは大変。


私はイアンフ。


その時、

誰かからオッパに連絡がきた…

 

オッパは手を止めた。


満足したのか

オッパの顔が穏やかになった。


私にシャツを着せ

お礼を言って立ち去った。

 

 

 

いやん。


新年あけましてオカマでございます。



ゆくカマ、くるカマ。


皆さん、

どんな1年にするおつもりなのかしら?

 

私は、刺激的な1年にするつもりよ。

 

とっても刺激的な1年にね…

 

 

今日は、先日

日本に行った時に出会った

オッパの事を話すわね…


新年からこんな事を話て良いのかわからないけど。


 

先日、日本に行って


某空港を出ようとすると

 

若いイケメンオッパに声を掛けられたの。

「ちょっといいですか」って。

 

とても真面目そうだったし

まっすぐな瞳に負けて

私の時間を差し上げたの。


 


オッパの態度が一変。



 

一人だと思っていたのに

 

オッパが突然仲間を連れてきて

私を囲んだの。


 

ねぇ、オッパ…

 

なに、この状況。

 

待って待って

オッパ…


二人で

愛について語るんじゃなかったの?


空港での出会いって

そういうものじゃない。


ねぇ、オッパ…


1つだけ聞いて良い?


その怖い犬、、、何!

 

どうして犬までいるの…

 

私、動物苦手なの。

 

オッパが

私のカバンを開けて

丁寧に何かを探している。

 

オッパ…

 

その白い紙は何?

 

どうして

私のカバンを紙で拭いているの?

 

その白い紙をどこに持っていくの?

 

気が付けば

 

空港にいる皆が私を見ていた。

 

そう

 

エリカ様が捕まった直後の事だった。


私、、、エリカ様じゃないよ。


 

待って!

待って!

待って!

 

オッパ…

 

私やってないよ?




 

私エリカ様じゃないよ?

 

どちらかと言えば、

剛力彩芽さんに似てるって言われるよ?


お願い。


前澤社長…


助けて。


私を月に連れてって。



 

待って!

待って!

待って!

 

私クラブでお菓子食べながら踊ってないよ?

 

エリカ様の仲間じゃないわよ…

 

 

ねぇ、オッパ。

 

信じて。


大変


みんなが見てる。


幻覚なんかじゃない、

すごく冷たい目で見られてる。


 

お客様の皆さん、

ご安心くださいませ!

 

私、やっておりません!

 

そんな目で見ないでください!!


ただのオカマです。




 

カバンの中から

小包を取り出した。

 

きゃ!

 

やめて!!!

 

それだけは、やめて!!!

思わず言ってしまた。


「それは、絶対に開けないでください」

 

「友人から預かったプレゼントなんです。ラッピングしてあるので。」

 

 

オッパの目つきが変わった…

 

初めに声を掛けてきたオッパの笑顔は、どこに行ってしまったの…

 

オッパの仲間が

小包を持ってその場を離れた。

 

お願い…

返して…

 

 

オッパが私に聞いた

 

「誰から受け取ったんですか?

 

正直に

「ソウルで革細工を作っている友人です」

 

そう、小包は、

モヒカンから預かった荷物。

 

 

私は、その時に確信をした。

 

 

モヒカン…

 

絶対に

 

やっている

 

と…

 

でも中身は、

クレイジーエリちゃんに頼まれた

旅券ケースのはず…

 

私は、その時に確信をした。

 

エリちゃん…

 

あなたも

 

やっていたのね。



 

 

きゃーーー!

 

でもこれで捕まったら

私がエリカ様になっちゃうって事よね。

 

どうしよう

どうしよう

どうしよう

 

韓国で私を待っている

オッパ達にもう会えないのかしら。

 

オッパに会いたい。

オッパに会いたい。

オッパに会いたい。

 

空港だし

このまま

海外逃亡すれば良いのかしら。


カルロス・ゴーンになるのかしら。

 

ソウルを捨ててニューヨークに魂売ったオリコの家にかくまってもらうべきなのかしら。

 

私どうなってしまうの…

 

 

オッパが言った

 

「こちらに来てください」

 

別室に案内された。

 

部屋に入ると

そこには

 

お立ち台が…

 

 

ねぇ、オッパ…

 

私、クラブでお菓子食べながら踊ったりしてないわよ…

 

どうしてお立ち台に上がらないといけないの…

 

 

仕方なくお立ち台に立つとオッパが上着を脱がせた。

 

オッパ…

まさか…

私が元イアンフだって知っているの?

 

ねぇ、オッパ…

せめて電気消して…

 


  

私は震えながら尋ねた

「全部脱がなきゃダメですか」
 

オッパは、

私のシャツを脱がせた。

 

オッパの温かい手が私の体に近づいてきた…

 

キャ…

 

ダ、ダ、ダメ…

 

オッパ…

 

体中の震えが止まらなかった。

 

オッパの慣れた手つき。

 

私は、恐怖のあまり言葉が出なかった。

 

私を触るオッパの手が

激しくなる。

 

きゃ。

 

いやん。


オッパー!!




さすがに止めないといけない。


だってここは、

オッパの職場だから。


誰かに見られたら

オッパは大変。


私はイアンフ。


その時、

誰かからオッパに連絡がきた…

 

オッパは手を止めた。


満足したのか

オッパの顔が穏やかになった。


私にシャツを着せ

お礼を言って立ち去った。


オッパ…

 

 

信じていた友人ふたりによって

麻薬の密売人になった私。

 

このまま刑務所に入って

イアンフとして生きて行く私。

 

雨の日も

風の日も

 

イアンフとして

生きて行く私。

 

毎日がイアンフ。

人生がイアンフ。

 

エンドレスイアンフ。

 

銅像を立てたり

映画を作ったり

私もするようになるのかしら。

 

エンドレスイアンフ。

 

そうこれが私の人生だから。




その後、

疑いが晴れ

無事に開放され

ソウルで新年を迎えたわ。


モヒカン、えりちゃん、

疑ってごめんね。


いやん。


もうこんな時間。


オッパが今から新年の挨拶に来るの。


忙しい忙しい。

 

 

それでは、皆さん、

2020年も素敵な一年をドキドキ