ANIRACOアニラーコオカリナオーケストラのブログへようこそ。
2024年5月19日(日)14:00より、伊丹アイフォニックホールにて、『ANIRACO Ocarina Orchestra 10周年記念コンサート』を行いました。
いざ、開演。
ステージに足を踏み入れると、暖かい拍手に包み込まれ、眩しくも柔らかい照明越しに、満員のお客様が…。
あいにくの雨天にも関わらず、448名お越しくださいました。
アイフォニックホール、この憧れの舞台に立てる喜びが湧き上がります。
プログラム本文
第一部 指揮:小林達夫
オカリナの調べにのせて、お客様を世界の国々への時間旅行にエスコートします
出発地は中世のローマ・カトリック教会から。ドレミの階名、由来の曲。
そして、重厚なオカリナのハーモニーで奏でる讃美歌は中世ヨーロッパの教会で歌う聖歌隊を彷彿とさせます。
バロック時代のハープシコードの曲。
エジプトでヤシの木陰。
ドイツ国境近くのフランス領での舞曲。
古き良き日本にも寄港しましたね。
アフリカで恋する青年に出会い、
アメリカのバーではカントリー ウェスタンを。
荘厳で哀愁漂う、誕生がミステリアスな曲に浸り、最後は、イタリア ルネッサンス時代で、旋律の追いかけっこをして、オカリナの旅が終着しました。
第二部 指揮:小林理子
第二部の始まりと終わりは、美しいメロディのアイルランド民謡。会場にゆったりとした雰囲気で癒しをお届けします
「カルメン組曲」より
第二部のクライマックス。理子先生がセレクトし、編曲・構成した5曲は、聴き応えたっぷりです。
勇ましく確固とした「闘牛士」
妖艶に男性を誘惑する「ハバネラ」
ハープの調べから始まる、美しいメロディの「間奏曲」
力強く歌いあげる「闘牛士の歌」
酒場で歌い踊るジプシーの女達「ジプシーの踊り」
各パートのあちこちに、見せ所や難しいフレーズが散りばめられており、メンバー一同、渾身の力を振り絞って挑みました。会場のお客様にも緊張感が…。
ジプシーの女・カルメンと衛兵のホセ、闘牛士・エスカミーリョの愛憎劇が伝わりましたでしょうか?
アンコール
再び、達夫先生の指揮。
この日限りのお披露目となるハナミズキ。
一音一音に心を込めてメンバー全員で紡ぎ、記念コンサートは幕を閉じました。
MC
開演直後から冴え渡り、達夫先生はプログラム構成から第一部をわんこそば、第二部をコース料理になぞらえて紹介
理子先生は、お話もさることながら、カルメンの妖艶さを衣装でも表現されました
先生方のMCはかねてより定評があり、以前のお客様の声でも『もっと聞きたかった』と。
今回はたっぷりお時間をとる事ができました。笑いも混え、一曲一曲の曲の成り立ちや、作曲者について、情景等が伝えられ、きっと喜んで頂けたことでしょう。
2013年7月、小林理子氏を代表として13名で発足したアニラーコ オカリナオーケストラ。
2017年には、小林達夫氏を指導者として迎え、地元関西はもとより、群馬や東京、宮城、広島など、各地で演奏活動を行ってきました。
2021年には、予定していた自主コンサートをコロナ禍で中止する悔しさも経験しました。
先生方と、今では32名となったメンバー。
自身の体調、家族の介護や育児など家庭の事情、仕事など、メンバーそれぞれが抱えた環境の中で練習を積み、又、集って音を重ねる喜びも痛感しました。
そして、今日のこの日を迎えられ、この素晴らしいホールで演奏できた事、沢山のお客様に聴いて頂けた事は本当に奇跡です
リハーサル風景
アイフォニックホールは空調設備の音や電気音等のない、オカリナ演奏に最適な場所です。
開場前に多くのお客様が…。
前日まで、キャンセルをお待ち下さった方もいらっしゃいました。本当にありがとうございます。
足元の悪い中、お越し下さった沢山のお客様、
写真や動画撮影、会場設営・進行、受付・お客様対応などで支えて下さったスタッフの皆様、
多くの方々のご厚意により、『ANIRACO Ocarina Orchestra 10周年記念コンサート』が素晴らしい演奏会になりましたこと、心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。
アニラーコ オカリナオーケストラ 一同
包装紙がアニラーコに
オリジナル包装が作れるのですね
甘いお菓子で疲労も回復、心にも栄養
文責:広報 E.S
ANIRACO