いつの時代にも金じゃ買えない旧式デバイスへの熱きノスタルジーを捨てきれない輩がいるってことさ

「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」第三話の中盤。
開始15分40秒前後のバトーのセリフ。

トグサの言葉「にしても、なんでまたそんなポンコツの旧型ロボットにこだわってんの?そいつは。」に対するバトーの返答。

攻殻機動隊S.A.C第三話「ささやかな反乱」

この第三話では、やはりアンドロイドにゴーストが宿るかどうか、物語中に出てくるジェリというアンドロイドで、最後に残った機体はウイルスが検知されなかったにも関わらず、「本当に愛していた。」という記憶データにはない言葉を用いていた。

アンドロイドの一斉自殺に関しては、ウイルスによるものであることがわかったわけだが、ウイルスに感染していないアンドロイドもオリジナリティを持ち始めていた。オリジナリティを持つような学習機能がある最新型ならいざ知らず、旧式の本当にロボットでしかない機体がオリジナリティを持つということは、AIの計算式では導き出せない非論理的な解を導き出すというもの。それがゴーストだということだ。

つまり、ゴーストとは論理では導き出せない何か、ということが言える。

これは完全にアニメの世界の話ではなく、われわれの現実社会でも起きていることであって、深く考えさせられるものがある。

とりあえず、このバトーの言葉は結局はXPの人がなかなか7に移行したがらないってのと同じことだな、と思う。