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アニメ批評

日本のアニメを考えます。

オトメ枠について文句めいたものを書いている割には、結局Free!を見ていたりします。

倶楽部を立ち上げて、部員を募って、という物語の構成は、さながら「けいおん」ですね。

そういえば、「中2病」もそんな感じでしたね。

それでも、物語のステップを踏んでいくような感覚は悪くない、と思います。

今回は、竜ヶ崎君が、実は泳げなかったというネタを1回使っているのは、見事だと思いました。


とはいえ、OPとEDは聞きづらいのですが。

今期は多いですよね。オトメ枠。

うたプリはみてないんで、確定的なことはいえないんですが。たとえば今期ではブラコンとか、京アニのFree!とかでしょうか。まえのクールではアムネジアでしょうか。


でも、正直言って、まだ質として安定していないよなあという間がぬぐえません。

今期ではブラコンですか、主人公の女性の特徴がまだうまく描けていないのですよね。

アムネジアもそんな感じでした。


同じオトメ枠でも、緋色の欠片はまだ鑑賞に堪えるものだったとおもいます。

それも主人公が玉依姫として成長していく過程を扱っているからでもありますし、また、主人公の女性としての性質、とくに母性がうまく作品と融合していたからでしょう。


少女漫画という枠組みでならば、君へとどけ、とか、会長はメイド様とかであれば、主人公の特徴がうまくえがかれているので、見ていておもしろいと思います。


結局のところ、視聴者の共感を得る主人公でなければ、作品としてもうまくいかないということではないでしょうか。

最初はね、なにかこう汗臭いだけの作品かなと思っていたのですよ。

いまもね、やっぱり汗臭いな(笑)。剣道着のなかの、あのもわっとした雰囲気みたいな(笑)。


それでも、けっしてネガティブに見ているわけではなくて、主人公の月島仁兵衛のようにだれもがひたむきだった頃はあるよなあ、ともおもうのです。いまだって個人的にはひたむきなつもりですが・・・。


それから、興味深いのは、蟲の描き方ですね。これは、まるで江戸時代の幽霊か化け物の記述もしくは表現と非常に似通っているような気がします。蟲は巨大化した虫として描かれているので、オカルト的な要素はありませんが、画面の構図に常に富士山と江戸城が描かれるところは、昔の浮世絵の影響を感じさせます。


そして、敵役が真田幸村ですか。敵役としてはもってこいですが、豊臣家と徳川家の怨恨となるところも、従来の歴史物語の枠組みに収まるかと思います。


と、こうしてみると、ムシブギョーは江戸時代の黄表紙などの流れをくむ正統派の作品なのではとおもえてなりません。まあ、こんな屁理屈は気にせず物語を楽しむに限ります。