さくら動物病院

院長です。

ブログの整理をしています。

去年の夏に書きかけていた記事があって
ちょっと読み返していたら
これ、何であの時アップしなかったんだろうと思って。
厳しい暑さの中、高齢の子が続けて亡くなって、

気持ちを整理するのに書いて、寝かせていて、出せなかったのかな。

あの時感じていたことは、今、更に強くなっています。

それで、1年以上前の下書きですが、アップしておきます。

私の素直な気持ちです。

真夏の話で書き出しが暑苦しいですが、そのまま掲載します。

 

↓ココから 2018年8月のブログ

 

相変わらずの酷暑の毎日ですね。

自宅のエアコンがずーっと点いてるので、電気代が気になるし、

冷房病も気になる。

 

でも、大院長がもし、蒸し焼きになったら・・・と考えると

気温は高めの「除湿」に設定して、家を出てきます。

彼自身は、暑ければ風の当たる辺り、

冷えすぎたなと思えば、離れて毛布なんかの上でごろごろしているようです。

 

6月、7月と、なぜか病院は静かでした。

暑すぎて、ワンちゃんや猫ちゃんを連れて外へ出るのが躊躇われるのか

「そろそろワクチンだけど、もう少し涼しい日に行こう」と思っているうちに毎日暑い、みたいな。

 

そんな酷暑の中でも頑張って病院に来る子というのは、

かなり重症の子か、慢性疾患の急変などで、結構厳しい状態が多く

 

ここのところ、当院の中で亡くなる子が少し続いて、

医療者としては、無力感や虚無感がどうしても体の回りに張り付いている感じです。

 

また、そういう定期的な通院をしている子とは別に

高齢の子たちで、様々な理由で(例:咬むので触れない、病院嫌いなのでかわいそうだから、なるべく自然のままに飼おうという飼い主さんの方針、などなど)10年以上も病院に連れて行ったことがないワンちゃんを初めて連れてきた時には、力尽きてしまって間に合わなかったとか、何となく痩せてきていたのだけれど、年のせいかなと思って様子を見ていたら、全く食べなくなったという20歳の猫ちゃんとか、そういうのも、何となく空しいなぁ、と思えてきたり。

 

飼い主さんは「最後に診てもらえて良かった」と言われるので、それは良かったですね、と言いつつ、ペットちゃんのお顔や身体を拭いたり毛を整えたり、綺麗にしながら、こんなになるまでに、何かできなかったのかという気持ちもどうしても首を擡げるのですよね。

 

動物も長寿になり、「終末期医療」と言うような概念も必要になっていると思います。

人の場合でも「最期をどのように迎えるか」ということは、難しい問題です。「病院で死ぬか、家で死ぬか」希望通りに行かないことも多いです。

 

ペットちゃんの場合も同じではないでしょうか。

長期入院したまま亡くなることはあまりないかも知れませんが、たとえば、慢性腎疾患の末期、毎日点滴に行くかどうか、腫瘍の治療をどこまでするのか、そもそも上記のペットちゃんのように、若いうちには全く病院へ行かず、高齢になってから体調を崩し、それでもすぐには行動せず、様子を見ているうちに重症化してから治療、と言っても検査もままならないくらい弱っていたら、どうしようもないことも出てきます。

一緒に暮らす犬や猫に対する思い、愛情、関係性は飼い主さんそれぞれに違うと思います。

 

ただ、結果について、引き受ける覚悟は必要なのですよね。

 

獣医師の立場から言えば、どの子も日ごろから年に数回は病院を利用される方が、少しの変化も早く見つけられると思いますし、そうすると治療の選択肢も多く持てたり、病院自体に慣れていることも治療のストレスを軽減することにつながるので、ペット、飼い主さん、病院がチームで健康を守るのが一番良いと思っています。

 

一方、そうではないという考えの飼い主さんもあるでしょう。

良い悪いではないのです。

実際、20歳まで病気知らずであれば、最期に腎臓病で短期間病院に通っても、大往生と

言えるかもしれない。稀な例ですが。

後悔なさらないように、ご自身で決めていただきたい。

決めることができるように、ペットの健康について知っていただきたい。

食餌のこと、ワクチンのこと、予防のこと、日々のケアのこと、シニアになってからのポイントなどなど。

知識は戦うときの武器になります。

 

さくら動物病院は、「病気になったら行くところ」だけではなく「病気にならないように行くところ」だと思っています。

若いうち、健康なうちから、予防、健診、ちょっとした相談などで、お気軽にご利用いただきたい。小さな変化に、早く気づいてあげられれば、軽症のうちに、または「未病」のうちに身体が「元に戻ろうとする力」を助けることが容易くなります。

 

「もっと早く気づいてあげていれば」「もっと早くからやっておけば」と後悔しないために

動物病院を上手く使ってください。
↑ココまで
以下は今日2019年12月21日の加筆。

季節は違えど、年末にかけて、体調崩す子もちらほら。
猫ちゃんの「避妊手術後10歳越えまで病院に行ったことがない問題」は相変わらず頭の痛いことです。

動物自身と飼い主さんにとって悔いのない最期の時を迎えていただくには、獣医師がお役に立てることは何なのか。
症例ごとに悩みながらベストを探しています。

 


大院長訓示:これは働きすぎて眠い時な。

 

大院長訓示:これは・・・セクスィーダンスや。

 

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当院では、西洋医学と中医学(東洋医学)を組み合わせた「中西結合医学」で診療を行っています。食餌、運動、メンタルと、ワンちゃん猫ちゃんを丸ごと診て、健康長寿のお手伝いをしています。体質に応じた養生のポイントや漢方の選択、手作り食に加えて「薬膳」の視点を取り入れたアドバイスも日常的に行っています。どうぞお気軽にお尋ねください。

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