秋の大人の遠足  | ぴねこんのぷくぷくしてらんない日々

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2017年3月半ばにツレが脳出血で倒れ、ドタバタが始まり
2020年春に自分が糖尿病だということが確定、治療に乗り出しドタバタ中
2023年1月半ば、ツレ父が急に旅立ってしまった日にツレの大腸がん発覚で
去年は年明けから秋口の相続税申告までドタバタしてました~!

夏の盛りにクラシックハウスのアフタヌーンティーしたいねぇ~ラブラブ

という話が出て、もう少し涼しくなってから決行しようって話をしてて

どうせなら、静嘉堂文庫美術館の新しい展示が始まってからはどうはてなマークってことで

美術館とアフタヌーンティーの企画をしまして。。。茶友の5人でいく予定が

どうしても予定が合わず、4人で行ってきた~。

 

静嘉堂文庫美術館と赤プリクラシックハウスのアフタヌーンティー

 

静嘉堂文庫美術館が丸の内に移転してから初の茶道具展ということで、楽しみにしていました。

 

 

 

静嘉堂美術館のチケットは、最近はメルカリで株主優待の招待券を物色して

手に入れるようになりました。

招待券だと時間指定がないのが助かるのですよん。

今回の展覧会、曜変天目茶碗は写真撮影NGだけれど、ほかはOKになってました。

あとになって思い出した~(笑)。

 

茶道具のせいか、着物をお召しの方が多かった気がする。

曜変天目茶碗の展示室は人だかりかと思ったら、空いていてじっくりじーっと鑑賞できて

いつみても麗しい色合いだなぁとぼーっとしてきました。

国宝の曜変天目茶碗は藤田美術館のものも見たことがあるのですが、静嘉堂の天目茶碗の方が

青色の発色が美しいと思ってます。

三点ある国宝の曜変天目茶碗、龍光院蔵の天目茶碗は、残念ながら未だ見たことがない。

 

毎度、これでお茶を飲んでみたいって話になって、ワイワイするのでした。

手の入れた岩崎小彌太氏は、「天下の名器を私如きが使うべきでない」と

絶対に使わなかったそうですが。。。

 

他にも、写真を取り忘れるほどに見入って来た天目茶碗たちと、添えられた麗しい天目台

や数々のお茶碗達

香合やなんとも大ぶりの水指やら、見ごたえのある茶道具が展示されてました。

 

毎回見ると、人の業というか執念を感じてしまう、付藻茄子と松本茄子

見た目には、大阪城の焼け跡から破片を拾い集めて蘇った茶入とは思えない姿。

 

 

 

 

 

 

そして今回改めて岩崎家が所蔵してきた茶道具を見て思うのは、こうしたお道具たちが

多くの人たちに引き継れ大事にされてきたかってこと。

茶入のお仕覆も何着もあるし、蓋がいくつもあったり

曳家にそれを収納するケースも何個もあって

まるでマトリョーシカみたいに、入れ子になるようになっている。

そして、そうした箱をを包む布たち。。。

茶入に添った盆も、別々にならずに引き継がれてきている。

どんな人達の手を経てきたかの来歴がはっきりしてることも素晴らしいと思う。

歴史でした名を知らない人々の息吹を、茶道具通して感じられる。

 

道具は使ってこそだと、基本的には思っているので

こうして美術品として鑑賞するようになってしまったら

お道具としてはお終いを迎えることになるのだろうけれど

長く愛されてきたからこそ

長い年月損なわれること無く現代まで大切にされてきたことを思うと

この先も残って伝えられていって欲しいと感じる。

こんな小さいものだもの、失われるのは一瞬だと思うと余計にね。

 

今回、仁清の麗しい色絵吉野山茶壺の横に、法螺貝香炉と白鷺の香炉が展示されていて
大きさにも驚いたけれど、その形の自由さにも心惹かれてしまった。
私の中で仁清といえば、まず思い浮かべるのが国宝の雉香炉と同じく国宝の色絵藤花図茶壺
雉香炉のようにそのままの大きさや姿を写したような香炉が他にもあるのに驚いた。
大きいんですよねぇ。。。こういうのが好きだったのかな。
 

 

 

静嘉堂文庫美術館を出たあとは、地下鉄有楽町駅へと移動し赤プリクラシックハウスへ。

 

前日に嫌な予感がして

下車予定の永田町駅からクラシックハウスまでのルートを確認してみたら

徒歩10分もあったよ。

クラシックハウスのアクセス案内には、9b出口より徒歩1分とあったんだけれど

確かにそれは正しかったけれど、有楽町線の永田町駅から9b出口までは

思ったよりも距離があって遠かった。

これって、地下鉄アルアルだよねぇ真顔ガーンガーンガーン

東西線の永田町駅のプラットホームを端から端まで通り抜けてく~。

そして、微妙に階段~音譜

でも、出てくると素晴らしいお屋敷がそこにありました。

 

 

もともとは、朝鮮の王族、李王家の東京邸として建設された建物。

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 

 
通されたのは、白い巨大トナカイが一緒に写っている写真の、トナカイのお尻
右にあるアーチが3つならんでいる辺りの部屋で、そこがレストランになっている模様。
 

 
 

 
運ばれてきたタワーは、一つで2人分乗せられています。
秋の味覚、栗と洋梨を使ったお菓子があれこれ乗せられています。
 

 
お茶とお菓子でお腹パンパンになってしまいました~。
満席だったので(もちろん女性客ばっかり(笑))、予約しないとまず無理って感じだったわ。
もちろん、予約を入れて行きました~。
 
結婚式をしていたので、2階部分は見られませんでしたが
階段室とバースペースは見学できたので、見てきました~。
やっぱり、館内ツアーのある企画に参加してじっくり他の部屋も見てみたいものだわ~。

 

 

 
 
 
 
 

企画では元気があったら、迎賓館のライトアップを見に行こう!ってしてたんですが

迎賓館までは徒歩ルートしかなく20分強歩くので、お腹いっぱいなのもあって断念。

ライトアップされた迎賓館は、またこの次のお楽しみにとっておくことにしました。

 

ぜひ、旧小笠原伯爵邸にご飯食べに行こうって企画も実現したいわ~。