地方のタクシーはまだ普通のセダンタイプで
都内ではほとんど入れ替わりつつある、ずんぐりむっくりタイプじゃなかった。
ずんぐりむっくりに慣れてしまうと、セダンタイプは乗り降りしにくいのだ~。
麻痺のあるツレにとっても、麻痺側の足が上げにくいという問題はあっても
やっぱりあのずんぐりむっくりが
乗り込むときや降りるときに体が楽でいいらしい。
タクシーで行った先は根津記念館なわけだけど、ネットで地図を見ている時は
あの根津美術館の実業家の根津嘉一郎氏とは結びつかなかった。
パンフレットを見て初めて、鉄道王ってあの実業家のあの人かいな。。。
財界人がお茶の世界を牽引していた頃のメンバーの一人なので名前は馴染みがある。
あの実業家の生家だそう。
タクシーが走りだしてすぐに、右に銅像がでーんと見えてきたので
誰だろうって口にしたら、根津嘉一郎氏の銅像だったよ~。
郷土の英雄なのねぇ。。。
銅像のある公園の手前を左折して、線路の下をくぐって南口へ出てから
暫く行った先で、ここですといわれて車を降りると立派な長屋門がありました。
青梅街道に面した長屋門と説明にあったけれど、あの青梅街道のこと???
となってしまった無知な私。
平等とかいてあるのだけれど、これで「ひらしな」と読むらしい。
この門だけでも素晴らしく立派なのだけれど
なんとこの地域で2番の大地主だったんだって。
建物は向かって右が図面から再建した部分で、左側が残っていた当時のもの。
庭があるのだけれど、富士山のてっぺんが山の隙間からちょっと見える(笑)。
二階へも上がれるようになっていて、二階は3間あって、2間にお雛様。
端の小間に根津嘉一郎氏が社長室で使っていた机と椅子が置いてありました。
主屋からつながっている土蔵、こんなに暖かい日なのに内部はひんやり冷たい。
台所、地下貯蔵庫なんかもあるし、流しの下は冷蔵庫。
続く