高野山真言宗・【49】遍照院は、
元亀元年に再興された。
家康が「伊賀越え」の際、
立ち寄って休憩したと伝わり、
当時から残る石に「家康腰かけの石」の看板が出ている。
境内には鎌倉期の作と伝わる石塔・無縫塔(ムホウトウ)が在る。
更に、
樹齢600年以上と伝わる高野槙(コウヤマキ)
や樹齢500年とも云われる紅梅が四季を彩る。
この紅梅は、
龍が舞う姿に似ている事から「飛龍紅梅」と呼ばれる。
家康が険しい峠道を無事に越えた事などから、
道中の安全を祈る寺であり、
今でも「結びわらじ」が奉納される。