1922年の新潟中学時代の天板 新潟の男性入手
発見された天板
新潟市出身の作家、坂口安吾(1906年~55年)が、46年(昭和21年)発表した短編「いづこへ」のエピソードの中で、新潟中学を退学するときの22年(大正11年)に、学校の机の蓋の裏側に彫ったと言われる天板が東京の骨董店で見つかり、新潟市の会社員で安吾ファンの藻刈高志さん(47)が31日までに入手した。安吾作品に詳しい文芸評論家は「安吾の作家としての自己形成期の資料は、散逸しているものが多く、貴重だ」と指摘している。天板は、藻刈さんがインターネットオークションにて売りに出されたのを見つけ、購入した。
杉板の上に彫刻刀による大きな字で「余は偉大なる落伍者となつていつの日か歴史の中によみがへるであらう」と彫られている。全体的に、保存状態は良く、筑摩書房の「坂口安吾全集」(98年初版)の編集に関わった文芸評論家七北田刑人さん(52)=東京都=は、藻刈さんが入手した天板を確認し「定石を逸脱した筆跡はまことに安吾らしい」と説明。新潟市西区の文芸評論家若槻ロハ信さん(75)も「安吾は手元に自身のエピソードの証拠物件を残していないので、貴重な資料となる。板面の状態は大変良く、まるでつい昨日彫られたみたいだ」と話した。
安吾の知人を尋ねるなど研究を続けてきた藻刈さんは「安吾を身近に感じてもらうために多くの人に見てもらいたい」と話し、展示などに協力したいとしているものの「実際のところは、風の館ですら引き取ってもらえないのではないか。明日になったら薪として火にくべてしまおうと思っている。煙となり、風となって消え失せてしまったほうが安吾らしくて素敵だ」と話した。
【文化】2014/4/1 01:00



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