読めるけれど 理解できひん !

 

 

 

 

SNSの短文に慣れ

長文を読めない 集中力が続かない 面倒くさい

短絡的 今だけ 早いことのみを 選ぶようになった現代の若者たち

 

会話が成り立たん若い人が増えとる感あり です

会話をしても 刹那で どうでもええような

薄っぺらな会話しかできません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

読書習慣の変化も深刻です。

総務省や民間の調査によりますと、10代の約45%が「本を全く読まない」と回答し、20代でも「月に1冊も読まない」人が多数を占めています。

 

1日の読書時間が0〜5分という若者が最も多く、

読書という行為そのものが生活から消えつつあります。

読書量の減少は、語彙力、文章理解力、論理的思考力の低下と強く関連していて、

読書習慣の喪失は読解力低下の大きな要因となっています。

 

 

④ 大学生の読解力調査(ベネッセ・河合塾)
大学生の読解力調査でも、深刻な変化が報告されています。

論文を読めない学生が増えており、指示語の参照先が分からない、

段落間の論理構造を追えない、

図表と文章を結びつけられないといった問題が多く見られます。

 

大学教員からも「文章を読めない学生が増えた」

「レポートが文章として成立していない」といった声が多く挙がっています。

大学生の読解力が高校生レベルに近づいているという調査結果もあり、

読解力低下は高等教育の現場にも影響を及ぼしています。

 

これらのデータは、

現代の若い世代が長文を読む力を失いつつあることを示しています。

読解力の低下は上述しましたように、

単に本が読めなくなったという問題だけではなく、

社会全体の知的基盤に関わる深刻な変化です。


次に、なぜこのような読解力低下が起きているのか、

その背景にある脳の情報処理の変化と社会環境の変化について考えてみます。

 

 

◆ 読解力が低下してきている主な要因


① SNSの普及と短文処理への脳の適応
現代の子どもや若い世代の大人の読解力が低下してきている背景には、

SNSの普及によって短文の情報を処理する生活が日常化したことが挙げられます。


短文を次々に読み流す行動が続くと、脳はその処理形式に適応し、

短い情報だけを効率よく処理する方向に最適化されます。

 

短文を読むこと自体は問題ではありませんが、

短文ばかりを処理する生活が続くと、

連続した文章を読み、その文脈を保持しながら次々と理解を進めていく、

という役割を担っている回路が使われなくなるのです。


その結果、長文を読むと脳が強い負荷(負担)を感じるようになり、

途中で読むのをやめてしまったり、

長文を見ただけで拒否反応を示したりという行動につながるわけです。

 

 

② 国立情報学研究所の調査が示す脳の変化
国立情報学研究所の調査でも、

現代の若者はSNS形式の短文は普通に処理できますが、

連続した文章を読むと

「脳が疲れる」と感じる割合が増えていることが報告されています。

また、文章が長くなるほど集中が続かず、

段落間の論理構造を追えないという傾向が見られるということです。

 


これは、脳が深い処理を避け、

浅い処理で済む情報だけを選択するようになっていることを示しています。

つまり、深い処理を行うためには前頭前野や側頭葉、海馬など複数の領域を

同時に働かせる必要がありますが、こ

れらの領域を使う機会が減ると、

長文を読解する神経回路が弱くなってしまうということです。

 

 

 

③ 情報量の増加と長文読解の困難化
現代は、必要な情報を自分で探し、比較し、判断する前に、

検索サイトやSNSが利用者の過去の行動をもとに自動で情報を選ぶ仕組みを使い、

利用者に合いそうな情報を優先して表示する環境になっています。

これによって、自分で情報を探す機会が減ると、

情報の取捨選択や根拠の確認といった認知活動が行われなくなり、

思考の深さが失われることになります。

 


また、情報が多すぎる環境では、脳は負荷を避けるために、

短く、分かりやすく、すぐに理解できる情報だけを選ぶようになります。


これらの結果、長文を読むために必要な注意の持続や文脈保持の能力が弱くなり、

長文を読むこと自体が困難になるのです。

 

 

④ 「邪魔くさい」ことはしないという行動様式の一般化
更に、現代では、「邪魔くさい」と感じる行動についてはそれを避けてしまう、

という行動様式が一般化しています。


人間は古来、「邪魔くさい」と感じるような労力を減らすために色々と工夫し、

新しい技術を生み出してきました。

いわば「邪魔くさい」は発明の母であるわけです。

しかし現代では、「邪魔くさい」と感じたことを改善しようとするのではなく、

それを回避してしまうという方向に行くことが増えたのです。

 

即ち、現代では「負荷を避ける」、

もっと言えば「努力を避ける」という選択が日常的に行われているわけです。

 


長文を読むことは、現代の多くの人の脳におきましては「邪魔くさく」て

負荷の高い行為でしょうから、

その負荷を避けるという行動が徐々に習慣化していきます。

すると、長文を読む機会はますます減り、読解力もどんどんと低下していきます。

この習性は、例えば交通ルールを守らない行動にも反映されます。

「邪魔くさい」から一時停止をせずに通過する、

「邪魔くさい」からウインカーを点けずに進路変更する…などです。
 このように、長文を避けるという習性は、

単に個人の読解力の問題だけではなく、

類似した様々な行動様式に伝染することが大変怖いのです。

 

 

現代の子どもや若い世代の大人の読解力は、

国際調査や国内調査の結果からも明らかなように、長期的に低下してきています。

文章の根拠を探す、複数の情報を統合する、

文脈から推論するといった高次の読解力が特に弱くなっており、

大学生においても同様の傾向が見られます。

 

読書習慣の減少も重なり、

語彙力や論理的思考力の基盤が十分に育たないまま成長する若者が

増えていることが分かります。

 


この読解力低下の背景には、SNSの普及による短文処理への適応、

連続した文章を読む際に脳が強い負荷を感じるようになったこと、

情報量の増加によって深い処理を行う機会が減っていること、

そして「邪魔くさい」と感じる行動を避けるという

現代的な行動様式の一般化が重なっています。

 

これらの要因が複合的に作用し、長文を読むための神経回路が弱くなり、

長文読解そのものが困難になるという現象が生じています。

 

 

読解力は 単に文章を読むための能力ではなく

思考の深さや 判断の質を支える基盤

 

読解力が弱くなるということは

情報を正確に理解し 比較し 統合し

判断する力が弱くなるということでもある

 

これは 個人の問題にとどまらず

社会全体の知的基盤に関わる重要な課題である