子供虐待防止シンポジウム参加者のツイートを3回に分けて紹介させていただきました。


第17回子供虐待シンポジウム(横浜)ツイート紹介ー午前の部①

第17回子供虐待シンポジウム(横浜)ツイート紹介ー午前の部②

第17回子供虐待シンポジウム(横浜)ツイート紹介ー午後の部


今回は、その感想を書かせていただきます。


※引用ツイートは青字とさせていただきました。


このシンポジウムの目的は・・・

「子ども虐待初期対応における他機関連携チーム(MDT)の重要性

どうすれば、子どもを傷つけることなく、守っていけるか?」

http://symposium.childfirst.or.jp/


目的を読んだ限りでは、他機関が違う視点で虐待かどうか判断して、どう対応していくのか、という討論が行われるかと思いました。

しかし、実態は・・・・


・虐待か否かの判断

・保護を行う、行わないの判断

・家庭再統合に向けて、初期からどのように親御さんに働きかけるか

という討論は全く行われていません。


子どもを傷つけずに守るためには、虐待か否か適切な判断ができることが重要です。

虐待されてない子どもを一時保護(拉致)することは、子どもを非常に傷つけることになります。

後々の親子関係、子どもの成長に大きく関係します。

1人の人生に大きく影響することなので、慎重に行わなければならないことなのです。

だから、虐待か否かを児童相談所だけでなく、他機関で連携して判断していきましょう、そのためにどうすればいいのか?というのがまず第一だと思うのです。


そこをすっ飛ばして、虐待ありきで保護することを前提として、警察の介入をどうするかという話しが殆どになっています。

逮捕の話しまで出ています。

穿ちすぎかもしれませんが、警察までも、児童相談所を中心とした関係機関が動かそうとしているように感じ、空恐ろしくなりました。

親=虐待するもの・・・という図式が頭の中で出来上がっている、とまで感じました。


自分たちの価値観で親を判断しているようにも感じました。

ダウン

ネグレクトのケース。子どもを幼稚園に行かせていない、小学校にも行かせないと言い切っていた。

たまたま子どもを病院で叩いたことで子どもの保護が出来た。

危険な親だと判断したが、「普段暴力を振るっていないのにどこが虐待なの?」という議論があった。


児童相談所をはじめとする児童虐待防止を謳っている団体は、二言目には「子ども優先」「子どもを守る」「子どもの気持ちが大事」と言います。

だけど、親に会いたがっている子どもの気持ちは優先していません。

ダウン


親が虐待を認めないので、子供を返すことができない。乳児は、親との再統合が非常に大切。

幼児は親に会いたがっている、しかし、身体的虐待を疑われる家庭に子どもを返すことはできない。


虐待を認めてない親の元には子どもを帰せない、と言いますが・・・


子どもが会いたがっているのなら、児童相談所や児童養護施設で職員付き添いで面会させればいいでしょう。


虐待を認めてないなら、虐待ではないかもしれない・・・。と思わないのでしょうか。

もう一度、他機関が集まって、調査・検討するということを考えないのでしょうか。

乳幼児期の親子関係は重要と言うなら、親は虐待を認めてないけど、今後虐待が起こることなく(疑いも持たれることなく)、親子が一緒に暮らしていけるためにはどうしたらいいか?という発言が何故出ないのでしょうか。


ホントに子どものことを真剣に考えているのか?疑問符いっぱいになりました。SAYU?


それに、虐待防止するための通報も家庭内虐待のみとなっているのもお粗末すぎます。

ダウン


子どもの虐待通告の加害対象を家庭外にまで広げる。

虐待通告は、家庭内にとどまっている。

なぜか、文科相が唯一省庁で反対。

一省庁でも反対すれば法制定できない。それはなぜか、



学校での教師による体罰の通告を防ぐためだった。

「虐待」という行為が、子どもにとってのという視点、子どもを守る、という視点に立ち返らなくてはならない。(西澤氏)


学校は、家庭内虐待を受けている疑いのある子どもを児童相談所に通報しています。

学校との連携は重要であり、実際に連携はとれているとツイート紹介されています。

ダウン


子どもに定期的に接触できるのは誰か。

毎日子どもの顔を見る場所、学校です。

教師をこの体制の中に組み込めないか。


児相、ソーシャルワーカー、社会福祉士が家庭に介入ができる様なシステムが作れるか


子どもが家庭からプレッシャーを受けていないか、親がストレスを抱えていないか、親の話を聞くような訪問、そのきっかけは学校。


学校と児童相談所との連携が重要。

定期的な家庭訪問が無くても、学校を挟む事で、一つの警戒サインにはなる、警告の旗を揚げるシステムの一つになり得る(セデンスキー氏)




日本の学校は、児相、警察といい関係が取れていると聞きました。

そうであれば、学校を挟んで、自分の機関と他の機関がつながるきっかけにしてはどうでしょう?



学校は、自分達の虐待は触れるな、でも家庭内虐待に関しての介入には協力する、と都合のいいことを言っているのです。



通報を呼びかけるなら、家庭内だけでなく、施設、学校、病院等、子どもが関わっている機関全てを対象にしないと不公平です。

現在、発表されている虐待者の内訳の信用性はないということです。

(家庭外は通告対象となってないため、通告対象となっている家庭内と比較するのは不自然でしょう。)


それに、通報から虐待から子どもを守るという考えなら、家庭内だけの現状では、子供を守ることには繋がりません。



このシンポジウムでいいかも?と思ったツイートは、下記2つです。

ダウン


警察の立ち入り調査を認めていいのでは、と思っている。大前提は司法の関与。

保護、逮捕、司法の仕組みの中で両者の役割を構築することが重要だと思う。(会場から)


最初から警察が一緒に対応すれば、誤認保護が減るのでは、と思います。



児相を含め、児相市町村の失敗だと思う、頻繁な家庭訪問、子どもの安否確認、親への指導、ここをもっと強化していく事が必要。


是非、家庭訪問をきちんと行い、事実確認をきちんとしてくださいね。

子どもの様子をきちんと見てくださいね。