(前回の話)

それまでの人生で「充分に愛された」と感じて来なかった私に

突然注がれた愛。


突然のプロポーズを受けて 私が下した決断は・・・・?




***



愛とは何か?


この時の私には それが全く分からなかった。


愛とは ただただ枯渇していた自分を

癒し潤してくれるものだと思い込んでいた。



「今 やっと注がれたこの愛を失ったら

 私は一生愛を手に出来ないのではないか?」


という 漠然とした不安・・・




それが自分の本当の心と結びついていないにも関わらず


「相手の愛に応えなければ!」


そう思い込み、相手に注ぎ返そうと必死になっていく・・・。


やがてそれは周囲にも知れることになり

本当に「結婚するか?しないか?」という判断を迫られてしまう。


ちょっと失礼な表現になってしまうが、

この人の外見を一言でいうなら 信楽焼の狸 みたいな人だった。


まだ10代の私に、周囲のほとんどは大反対。


親も当然納得しない。


「あんたが○○歳のとき、相手はもう××歳なんだよ?」



周囲の言いたいことは充分に分かる。

私自身もそこを不安に思っていた。


優柔不断で 決められなくて、

精神的に参ってしまったその時、

職場から、とある合宿セミナーに参加するようにという通達が来た。





私、それどころじゃないんですけど。。。。




でもそちらも問答無用だった。(汗)




そして結果的には、このセミナーに行ったことが

私にとってのターニングポイントとなった。 




セミナーでは別に個人の人生相談は無かったが、

職場や普段の生活のしがらみ

その人との関係性

すべてから解放されて、自分を客観的に見たとき

今の自分が 「絡まった糸」に見えた。





そして それはほぐれかけていた。



一旦 すべてを棚上げしてみたとき



何かに必死でしがみつこうとする私が、

自分で自分の糸を絡ませていたんだな


私が本当に望んでることって なんだったのかな?



ふっと、そう思った。




40日にもおよぶ合宿生活の中で

私は本当に楽になった。


そしてスッキリと 「結婚 やめます!」と言うことが出来たのだった。





そしてその後 職場が変わり 新たな環境で



また、同じ職場の人からプロポーズされて・・・



・・・・・ 続く ・・・・・





今、改めて振り返ると

全ては生きた勉強。


波乱に満ちた人生の中で


はたして私は真実の愛に辿り着けるのか?!


乞うご期待!ドキドキ