2023年になりましたね。

今年もよろしくお願い致します飛び出すハート

 

ブログ放置しまくりで気が付いたら半年近くガーン

今年こそはちゃんと更新していけたらと思っていますあせる

 

 

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昨日の夜、NHKの『猫も、杓子も。』に大好きな山口恵以子さんが出ていらっしゃって、とても嬉しくなった。今はお兄様の介護をしながら執筆をされているらしい。

 

二十代後半、祖母の介護生活と天然な母の日常生活の面倒で辛くなった時に山口恵以子さんのエッセイを読んでとても励まされ、今は山口さんのTwitterを拝見して、力をもらっています。

 

私のバイブル図書の一冊

 

 

生きていると色々なことがあるなと、しみじみ。

どうしてこんな風になってしまうんだろう、と思うような困難にぶちあたることや、どうしていいのかわからないやり場のない感情などに日々振り回されていたり。

 

 

特に天然の母のことでは、子供の頃から本当に悩まされているんです(ブログをお読み頂いている方はご存じだと思いますが)泣

と言うのも、江戸っ子の母は発する言葉の一つ一つが切れ味抜群にキツく、天然さと相まって、私達家族は母のあっけらかんとした発言に傷付くことが多い訳で・・・。

 

 

数年前、金銭的に余裕のなかった私は母の誕生日に母の欲しがったものがあまりに高額すぎて買えず、同じような系統のもので小さめのアイアンのトレーを購入し、プレゼントしたことがありました。

 

貰った母はもちろん良いも悪いも言わず"無"。

そして数年後、私は意外なところでそれを見つけることになるのです。

 

それは父の寝床。

なんと、灰皿になっていたのだ叫び

 

 

「これ、どうしたの?」

「ママがいらないからくれるっていうから、灰皿にちょうど良いなって」

「いつもらったの?」

「数年前かな」

 

私が買ったものとは知らない父は「おしゃれでしょ?」と自慢げだ。数年前ということは、私がプレゼントして直ぐに父にあげたということか。

ショック過ぎたが涙も出ず、年期の入った灰に塗れたそれを持って帰ってきた私を家人はビックリして眺め、何かを察したらしく私からトレーを奪い取ると、お風呂場で綺麗に洗ってくれた(神経質な人なので、それはそれは綺麗に)

 

 

今は私の作業部屋に飾られているそれは鳥好きな家人や友人から「可愛いよね」と言ってもらえる。まぁ、みんな慰めてくれているのかもだけど。

 

 

認知症の検査をしても認知症ではなかった母だが、冷蔵庫にテレビのリモコンを入れたり、自分で言ったことを忘れて私達のせいにしたりと最近ますますパワーアップ中。父は「雪路さんから(朝丘雪路さんのこと)、アングリー雪路さんに進化したね」と笑っているが。

 

 

そんな時、夢を見た。

母方の亡くなった祖父が、「お前、我慢しろ」と私に言うのだ。私の祖父は娘(母のこと)を溺愛していて、他の娘や孫など目に入らなかったような人だから、母に手を焼いている私を夢の中で一喝したのかも。

 

 

私の我慢がいつまで続くかわからない。

人に言わせればこのストレスフルな日常が私の婦人科疾患、不妊の原因だと指摘されるのだけど。

 

それでも、私の堪忍袋の緒が切れずにいるのはこの家が好きだから。

だからきっと、祖父は「お前、我慢しろ」と言ったのだろう。

 

 

山口さんも毎日頑張っておられるのだ、私も頑張ろう。

元気すぎる猫ちゃんたちに振り回される山口さんを眺めながら、大きく息を吸い込んで気持ちを入れ替えた。

 

 

こちらが灰皿と化していたトレーです