もし、神様にどちらを選択しますか?と聞かれたら | 流産、死産でお子さんを亡くされた方の心のサポート

流産、死産でお子さんを亡くされた方の心のサポート

『天使のほほえみ』です。

『天使のほほえみ』は、流産・死産・誕生死などで

小さな赤ちゃんを亡くされた方の

悲しみに寄り添うサポート活動をしています。

 

先日の5月7日は

産まれてすぐに亡くなった、娘の命日でした。


今年も、5月に入ると

何となく、落ち着かない感じがしてきて

 

出産の前日の夜(帝王切開だったので)

やっと、会えるね・・と語りかけたこと。

 

産まれてすぐ、保育器に入り呼吸器につながれた

娘と対面した時のこと

再び、亡くなった娘と対面した時のこと。

 

ふだんは忘れている

「あの日」のことが、鮮明に蘇ります。

 

これらの反応は「記念日反応」と言われるものです。

 

クローバー

 

「記念日反応」とは、大切な人が亡くなった後、個人を想起させる「特別な日」前後に、なぜかわからないまま、体調を崩したり、不安になったり、心がざわついたりすることがあります。これらは病的なものではなく、グリーフを抱えている多くの人にとって正常な反応です。(日本グリーフケア専門協会テキストより抜粋)

 

クローバー

 

 

自分でも不思議なのですが、娘の命日を境に

私の「記念日反応」は過ぎ去ります。

 

 

もし、神様から

 

この経験がある人生とない人生

どちらを選択しますか?と聞かれたら

 

今の私は、この経験がある方を選択しますと

伝えると思います。

 

それまで、亡くなった娘への思いと同時に

 

なんで、自分が

こんなつらい経験をしなけれなならないの?

 

という、二つの思いがずっとありました。

答えのないことを問い続けました。

 

でも、今、娘の魂と出会えた

そして、今に導かれた

この経験がある人生を選びたいと思えています。

 

 

大切な方を亡くされた後に起きる

「記念日反応」は、人それぞれ違いがあります。

 

ご自分を慈しんで、お過ごし下さい。

 

天使のほほえみ