昔、中国に孫楚(そんそ)という若者がいた。
孫楚は、世の中を嫌って山にこもる事を考え、

友達の王済(おうさい)に向かって
「私はこの際、石を枕に寝て、
川の流れで口をすずぐような生活をしたい」
と言う所を間違えて、
「石で口をすすぎ、川の流れを枕にして寝たい」と言ってしまった。

これを聞いた王済が
「馬鹿な事を。石で口をすすいだり、川の流れを枕にする事が出来るか」
とたしなめると、

負けず嫌いのへ理屈屋の孫楚は
「いや、流れに枕するのは、耳を洗うためであり、
石にそそぐのは、歯を磨くためです。」
と言ってこじつけた。

これを聞いた王済は
「なんて、やつだ。それにしても上手に誤魔化したものだな」と、
すっかり感心した。
この事から、感心するときに「さすが」の事を「流石」と書いた。


余談ですが、
この話をもとにしたペンネームを付けたのが
夏目漱石です(石で漱ぐ・すすぐ)

---http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1019167290

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ほうほう、そうだったのね。
大変勉強になりました。