赤ちゃんを授かるための選択肢の第七回目です。

前回の顕微授精の説明で、本来は男性不妊のために開発された技術であると書きましたが、今回は、重症の男性不妊の場合行われる精巣上体精子回収法(MESA)と精巣精子回収法(TESE)をご紹介します。

 

 

これは、射精できない(射精障害)または無精子症(射精後の精液に精子が見つからない)の場合に、直接睾丸から精子を採取する方法として開発された生殖補助医療技術です。

男性から精巣上体精子回収法や精巣精子回収法で精子を採取し、同時に女性の卵巣から卵子を採取するといった一連の流れの中で、得られた精子と卵子で顕微授精を行い、その後子宮の状態を整え、得られた受精卵を胚移植することで妊娠を目指す方法です。

しかしMESAやTESEが必要なケースでは、受精可能な精子が採取できなかったり、採取できても正常な精子の数が少なかったりすることも十分考えられます。

この方法の利点としては、直接睾丸から行うことで、精子を採取できる可能性が高まることです。一方で、最新の医療技術に依存するため、費用は高額になってきます。