染色体異常

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体外受精の現場で分かっていることとして、「卵子が老齢化」するとともに、その卵子が受精してできた受精卵(胚)には、染色体異常が頻繁に見られるようになります。

 

この染色体異常のある受精卵、というのが流産に終わってしまうケースの約半数の原因であると考えられています。

 

 

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卵子がまだ若い頃、つまりまだ妊娠率が高いとされている20代の頃は、卵子もまだ元気で生命力があります。

 

つまり、受精卵に染色体異常が起こる確率が低く、正常な受精卵だからこそ一旦妊娠すると流産率も低く、無事出産できる確率も高くなるのです。

 

 

 

目安として考えていただきたい大雑把な数字ですが、20代での流産率は1回の妊娠に対しておよそ10~12%と考えられていますが、それが40代に入ると、なんと折角妊娠しても50%ほどが流産に終わってしまうという悲しい現実があります。

 

 

これは、子宮が老齢化したとか、身体が衰えたとか、ご夫婦の遺伝子が適合しないとか、そういった問題よりなにより、唯一大きな原因として挙げられるのが、この「卵子の生命力が落ちている=染色体異常が起こっている」という理由でのことなのです。

 

もちろん、染色体異常が原因で着床(妊娠)の現象も起こらず、「妊娠不成立」の結果も齢と共に高くなる、というのが事実です。

 

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