16

 

不妊の男性因子には、精液の中の精子の数、精子の運動能、精子が精巣で造られているか、セックスができるかなどの因子があります。

 

 

精液の中の精子の数や運動能は、精液検査を行えば一目瞭然です。

 

検査の結果が思わしくなければ、その原因を探るために次のステップへ進みます。

 

 

精液を顕微鏡で覗くと、正常な場合、そこでは70%以上の精子が元気に動きまわっています。

 

そして1ミリリットルの精液の中に、5000万~1億程度の精子が存在しています。

 

これが少ない場合を乏精子症、全く精子が見られない場合を無精子症といい、運動能力を持つ精子が50%以下の場合を精子無力症といいます。

 

もっとも、日本では精子の数の正常基準値を1ミリリットルあたり5000万以上としていますが、WHOでは2000万以上としています。

 

 

 

精液検査での結果が思わしくなければ、もう一度精液検査をしてみるということも大切です。

 

時期をずらしたり、医療機関を変えるなど、すこし環境を変えただけで精液検査の結果がよくなることもしばしばあります。

 

女性の体と同じく、男性の体も精子に関してはとてもデリケートです。

 

その時の精神状態やストレス、健康状態などにより、精子の数や運動能は異なります。

 

ですから時期や医療機関を変えて再度検査を、2度目の検査でも結果が同じならば、そこから解決策を考えればよいのです。

 

 

 

そして、体外受精が第一の選択肢になるのは、重度の乏精子症、精子無力症、そして精液中に精子が無いのに精巣には精子があるという場合です。

 

精巣から直接精子を採取できれば無精子症でも顕微授精が適応となります。

 

顕微授精はたった1つ、質の良い精子があれば受精は可能です。

 

6