朝顔5

 

体外受精を始めるかどうかで、最も悩む状況のひとつに機能性不妊があります。

 

機能性不妊とは、男性因子に異常が認められず、女性の検査を行っても特定の原因が見つからない、原因不明不妊のことです。

 

 

 

男性因子は、精液検査によりクリアに結果が出ますが、女性の不妊因子の検査は多岐に亘り、また検査内容も医療機関の間で統一性が見られません。

 

したがって、女性に対して機能性不妊と診断するには、どのような検査が行われたかということが重要です。

 

 

 

日本と欧米の不妊因子の検査で最も異なる点は、日本では腹腔鏡検査が基本的な検査に含まれていない点です。

 

腹腔鏡検査は原則全身麻酔下で行うため、なかなか普及していません。

 

 

 

機能性不妊と診断された方が、治療を進めて行くにあたって注意しなくてはならないことが2つあります。

 

1つは、ステップアップにより治療をを行う場合、このステップが緩やか過ぎると、いたずらに時間が経過してしまうことです。

 

女性の年齢にもよるのですが、高齢化に伴い、結果が出ない確率は増してゆきます。

 

 

もうひとつ注意すべきことが、ステップアップの段階で、必要以外の薬をあまり使用しないようにということです。

 

体外受精以前の段階で、注射薬による濃厚な治療が行われている場合、排卵誘発を行っても「よい卵が育たない」「採卵に至らない」といったようなことが起こるようになってきます。

 

 

 

 

体外受精を視野に入れて不妊治療を受けるのであれば、ステップアップをどのようにプログラムするかは本当に大事なことです。

 

機能性不妊の場合は、特に難しく、また大切なことなのです。

 

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