体外受精の生産率

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生産率とは、妊娠率の分子を妊娠数ではなく出産数としたもので、換言すれば妊娠率から流産率を引いた値のことです。

 

体外受精では、自然妊娠に比べて流産する率が高いことはよく知られています。

 

体外受精の目的は妊娠することではなく、子供を授かることですから、生産率についても知っておく必要があります。

 

 

日本産科婦人科学会が発表している、高度生殖医療の採卵当たりの2002年の平均生産率は15.7%で、妊娠率23%より7.3%下回っています。

 

妊娠率そのものも大変厳しい数値ですが、体外受精を受けても7人に1人しか子供を授からないという現実は理解しておく必要があります。

 

もっとも、妊娠率がはっきりしない以上、生産率もあいまいであり、医療機関の差も大きいです。

 

 

妊娠率や生産率の格差の原因は、分母や分子の問題だけではありません。

 

体外受精を受ける女性の年齢も大きく影響します。

 

 

妊娠率は、女性の年齢が35才を超えると急カーブで落ち始め、40才を過ぎると妊娠がかなり難しくなります。

 

そして年齢が高くなると。流産率も高くなります。

 

ですから、不妊治療歴の浅い20才代の女性にも積極的に体外受精を勧めているところと、40才代の女性の受信者が占める割合が高いところとを、同じように論じることはできません。

 

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